年末年始には、毎年広島に帰郷します。高校卒業後、一緒に広島を離れた友人や故郷の親戚、ご近所との再会。広島との絆は、離れた時間が長くなるにつれて、どんどん大事になっています。それともう一つ、広島への往路か復路で、近隣のまだ行ったことのない場所を訪ねること。松山の道後温泉や、山口の下関、島根の出雲など、故郷で暮らしていた時には、意外と近隣の観光地には行っていないもの。こうして自分をリセットする旅を楽しむため、毎年帰郷の度に違う空港を利用しています。

ハワイ島をおすすめします。9月より成田よりJALの直行便が就航したことでアクセスも楽になりました。機内の設備も充実しており、8時間程度のフライトもあっという間です。ハワイ島はなんといっても島とは思えない広大な景色と大自然が魅力。富士山より高い4205メートルのマウナラニ山頂まで車で行けて雲海に沈む美しいサンセットを見たり、空いっぱいに広がる星を観測したり、そして、有名な活火山のキラウエア、ほかにも見どころがたくさんあります。美しい海ではマンタやウミガメと一緒に泳ぐこともできますよ。一度行ったらやみつきになること間違いなしです。

新年を迎えるの日は、気持ちを大きくしてくれる場所が良い。やはり、北海道です。夏のイメージが強い北海道ですが、冬も魅力的です。特に、富良野・美瑛周辺では、一面の銀世界と温泉の立ち上がる湯気。雪はいろんな音を吸い込んでくれるようで、その静けさの中、朝一の露天風呂は最高です。防寒をしっかりして、宿周辺の森を散策すると、普段は見られない動物たち（キツネ・シカ・ウサギなど）の気配を新雪の上の足跡で感じることができます。ただその場所にいるだけで、気持ちを新たにしてくれる、そんな場所が冬の北海道にはあります。

年末年始の連休を利用して、ヨーロッパなんていうのも素敵ですが、短時間で移動できるグアムがいいですね。時差も1時間なので小さい孫とムリなく旅をすることができますし、体への負担が少ないので孫も元気一杯です。それから、意外と知られていないのですが、グアムは11月を過ぎた頃から海の透明度が上がるベストシーズンなんです。スキューバーやアクアコムを楽しむ人だけでなく、きれいに澄んだ海と空が誰の心にも感動を与えてくれます。また、観光だけでなく、ショッピングや多彩なレジャーも魅力だと思います。家族で楽しめるグアムが私は好きです。

山口県の祖父母の家にみんなで集まって、お餅つきをしたり椎茸をとったりします。年に一度しか会えない祖父母やいとこたちと錦帯橋に行ったりお鍋を囲んだり、ゆったりとした年末を過ごします。初詣には厳島神社を訪れ、揚げ紅葉まんじゅうを食べるのがここ最近の楽しみです！