

神奈川県
いつか行きたい憧れの場所といえば、屋久島の縄文杉以外に思いつきません。これまでも日本各地を旅してきましたが、「行けば人生観が変わる」などの体験談を数多くの人から聞きました。それに加えて、時間の経過によって入山制限など、いずれ行けなくなってしまうという話も聞きました。道のりもかなり辛いそうで、加齢によって過酷になる事は間違いありません。ある方が「屋久島に行くときは屋久島に呼ばれた時」と言っていました。まだ若く見に行けるうちに、屋久島に呼ばれる日が来ることを願っています。

兵庫県
海底炭鉱。その響きだけでなんだかわくわくさせられる。長崎県端島にある、通称 軍艦島。妻に画像を見せると「なんだか怖い」といわれるが、ものすごくそそられる。多くの人が仕事をし生活をしていた場所、それが今では廃墟となっている。当時の事はわからないが、色々な想像が掻き立てられる。あー、ぜひとも息子二人を連れて行ってみたい。きっと子どもたちもわくわくしてくれるだろう。

東京都
従姉が嫁いだ北海道。冬の寒さは今まで体験したことがないほど厳しく、「外は冷蔵庫より寒いんだよ」と言っていた。弟が札幌から車で走ったら6時間もかかり、北海道の広さを感じたと言ってました。子どもが小学生に入るまでは毎冬、実家にご主人と帰省して来ていたが、学校に入ってからはこっちに来ることがなくなり会えなくなってしまった。私も子どもの手が離れたので、北海道の従姉を訪ね、子供の頃のこと話したいな。

大阪府
いつか与那国島で、ダイビングをしたい。7人の友達と潜りたい。60歳から80歳のダイビング仲間で、昼はがんがん潜り、夜は静かに語るなんて最高だ。皆ベテランダイバーだから、ダイビングのスキルは問題ない。日本の端で、未来の夢を語りつくしたい。

大分県
孫にあまり関心を示さず、田舎に帰っても挨拶程度しか言葉を交わす事のなかった祖父が、唯一熱く語ってくれたのは、"河童に石を投げた武勇伝"。現場は、河童の一匹や二匹棲んでいても不思議ではない怪しい雰囲気の池。おかげで"河童"の存在は祖父の勇猛果敢な戦いぶりと共に、幼い私にとって真実のものとなりました。祖父に名前を呼ばれて駆け寄ったのも、縁側で並んで座って話を聞いたのも、記憶にある限り、後にも先にもこの一度きり。「いつかおまえも会うかもしれない。その時は怯まず石を投げつけろ」と言われてから数十年。未だ河童との遭遇なし。件の河童の池も整地されてなくなってしまった今、憧れ行きたいと胸を焦がすのは、河童の伝承地である、岩手県は遠野のカッパ淵。そう、河童が釣れるという、あの場所です。首尾よく河童を釣り上げて、あの日のあの縁側の祖父に自慢してみたら、どんな顔をしてどんな言葉をかけてくれるだろうと思うと、最早叶わぬ事ながら楽しみで仕方ありません。