熊本地震で被災した我が家。子どもたちを県外に避難させ、自分は長らく体育館で過ごした。家も職も失い、時間だけが記憶なく流れていくなかで、またグアムに行きたいという思いがめぐってきたとき、自分の気持ちがようやく日常に戻りつつあるのかもしれないと実感した。全員分のマイルもたまってる。仕事をなくしたから時間も取れる。キャンセル待ちのメールを待ってる間もワクワクしている。授業が増えて休みも短縮された子どもたちのためにも、夏休みの旅行に出かけよう。今のみんなの原動力になるよう、思いきり楽しんで非日常を味わうために。

母が生存中は毎年お盆に帰郷していたが、もう10年以上お盆は避けるようになった。東京の友人が一度「阿波踊り」をみたいというので、今年は8月の航空券を予約し、3泊4日で徳島ツアーの計画を練っている。本場の阿波おどりの醍醐味が味わえる、満喫南内町演舞場の総踊りをぜひ観せてあげたい。学生時代に美術を専攻していた友人には大塚国際美術館は外せないし、祖谷にも案内したいが遠出は難しいだろうか。徳島名産も味わってほしい。私も大好きな鱧のお店はどこがいいかしら、徳島ラーメンの一番人気店はどこだろうか。いろいろ悩ましい。母もこんな風に、私の帰郷の度にどこへ行って何を食べようかと考えていてくれていたのを思い出す。

両親の故郷である九州・福岡と大分に、高校１年の息子、妻、両親、私の5人で4泊5日の旅をします。高齢の両親を伴ったご先祖様へのお墓参り、子供のご先祖様への挨拶と親戚への顔みせが主な目的です。家族そろっての九州旅行もこれが最初で最後になるかもしれないし、両親へのよい贈り物になるのではないかと考えています。往復の旅費はこれまでためたマイルを全てつかいきります。関門海峡、大宰府、日田、耶馬溪、別府を観光する予定です。子供にとってどんな想い出になるかも楽しみの一つです。私にとっても、やっと親孝行できる夏休みになりそうです。

夏休みには、北海道の旭川動物園に行きたいと思っています。7月に5歳になる孫へのプレゼントです。飛行機に乗ることをとても楽しみにしています。「飛行機に乗ったら雲をつかんでみたい」などとかわいいことをいって、みんなを笑わせてくれます。初飛行機と動物園、私までとても楽しみです。

今年の夏は夫婦で初めて四国を旅します。初日は、羽田から飛行機で徳島へ。鳴門の渦潮をみた後、香川で讃岐うどんを食べ、こんぴら温泉に宿泊。2日目は、愛媛の道後温泉へ。道後温泉本館改修前に1度訪れたいと思っていましたので、名湯で日頃の疲れを癒したいです。3日目はしまなみ海道をドライブした後、高知へ向かいます。龍馬が生まれ育った土佐はどんな街なのか、今から楽しみです。