JAL Chefs' Relay～匠がつなぐ美食のバトン～

北海道の旬の食材を京料理の繊細な技を用いて仕上げた、茶懐石の流れを汲むオリジナリティ豊かな料理の数々が味わえます。札幌市の象徴のひとつ、大通公園の西端からほど近い閑静なエリアに建つ店舗は、京都の建築家の手による数奇屋造りの要素を取り入れたもの。入り口の引き戸を開けると長い廊下がゲストルームまで続き、期待感が高まります。食事はどっしりとしたヒノキの塗りのカウンターで。食材と向き合う店主の所作を眺めながら、繊細な料理の数々を味わえます。

完全予約制、予約3年待ちの超人気店。日本料理をベースにしながら、店主オリジナルの多彩なアイデアが詰め込まれた創作料理の数々と、酒類を含むこだわりのドリンクの飲み放題がセットになったコースのみを提供しています。一品目に提供される「ウニ・オン・ザ・煮玉子」は、そのマリアージュの素晴らしさに誰もが驚くはず。お店はドラマ「孤独のグルメSeason6」の第12話にも登場（国内線 機内エンターテイメント3月中放映）。人気の秘密が垣間見えます。

浅草駅から徒歩3分ほど、隅田川沿いの一角にある一軒家レストラン。渡辺氏が織り成す、フランス料理の本流や定義、伝統を守りつつもさらに進化させ、四季を彩る旬の食材と「浅草・駒形」ならではの素材を用いた料理を提供します。「雷おこし」「江戸蕎麦ほそ川のそば粉」など、この地で馴染みの素材を巧みに融合した料理の数々は驚きに満ちています。2、3階のダイニングスペースは、カウンター席とテーブル席で構成。大きな窓越しに見える隅田川と東京スカイツリー^®を望む景観が、料理に彩りを添えます。

東京・恵比寿の閑静な住宅街に佇む隠れ家的なお店。「万人に好かれなくていい。自分の料理とやり方を好きだと言ってくれる人が来てくれれば‥‥‥」。笠原氏のそんな想いが店名には込められています。メニューは季節の食材を活かした「おまかせコース」のみ。和食の伝統を尊重しながらも、遊び心が感じられる料理は幅広い世代に人気です。料理の品書きは用意されておらず、目の前に現れる料理を味わう直前までのワクワク感も人気の秘密。客席はカウンターや個室など全28席。氏の美しく無駄のない所作、見事な包丁さばきに、料理への期待が高まります。

日比谷公園の緑を眺められる明るく開放的なフランス料理店。シェフとの会話も楽しめるカウンター席に、ゆとりあるテーブル席、オープンエアを感じるテラス席と、シーンに合わせて選べる席で店内が構成されています。素材の持ち味を生かしながら、季節感を大切にした見た目にも美しい料理の数々。肩ひじを張らないフレンチが楽しめる「morceau」は、オープン15年目にしてなお連日の賑わいを見せています。熟成牛のハンバーグやオムレツなどのスペシャリテは、カジュアルフレンチの枠を超え界隈の名匠たちをも唸らせるほど。予約が困難な人気店です。

富山市の北部、江戸時代から明治時代にかけ、北前船の交易で栄え、今もなお往時をしのばせるレトロな町並みが残る港町・岩瀬に店を構える日本料理店です。

店舗は江戸期の豪商の屋敷をリノベーションしたもの。店内は当時の意匠を活かしつつ改装されたモダンなしつらえ。店主・藤井氏が立つカウンターの後ろには、当時のままだという日本庭園の眺めが広がります。料理は昼、夜共におまかせのコースのみ。

富山湾をはじめ日本海各地の漁港で揚がる地物の魚介を中心に、地元産の食材を駆使した四季折々の北陸の美味が、次々とテーブルを彩ります。

銀座駅から徒歩3分、中央通り沿いのビル8階に位置する日本料理店。半世紀にわたり道場氏が大切にしてきた「銀座ろくさん亭」の思いを結実させた店舗は、柔らかな光を奏でる「紙」と静かな光の流れを受けとめる「木」の質感を活かしたダイニングで、和の香り漂うモダンな空間です。昼は季節の食材をたっぷりと楽しめるご膳、夜はメイン料理を好みに合わせて選べるプリフィックスのコースで。伝統と未来の境界線を超えて面白く、驚きのある料理。そしてなにより正直でやさしい料理を提供することを旨に、時代と共に変化し、交わり、進化し続ける「みちば和食」を堪能できます。