マイルで東北にエールを送ろうプロジェクト「旅のたより」バックナンバーのご紹介

子どもたちの笑顔が弾けた沖縄の旅

このたびは、マイルのプレゼントを有難うございました。
おかげさまで、7月末に親子6人で沖縄旅行を楽しんでまいりました。あの「東日本大震災」から2年5か月が経過しましたが、私たちにとっては未だ苦しい毎日が続いています。

東電福島第一原発の放射能被害を恐れ、長男の妻と二人の孫は山形市のアパートに母子避難をしております。長男は仕事の関係で郡山に残り、毎週末山形の妻子に会いに行く生活が2年にもなります。二人の孫は山形で小学生と幼稚園児になりました。
今年5月から自主避難者の高速道路無料化がやっと認可され、高速代の負担からは解放されましたが、まだ7歳と4歳の遊び盛りの男の子たちにとって、父親不在の生活がどんなものか・・何度も「この選択でよかったのか」と悩み、眠れぬ夜を過ごしました。
山形の雪の多さに驚きながらも「いい経験になります」と愚痴ひとつこぼさずに頑張っている長男の妻に感謝の日々でした。

そんな折のマイルプレゼント。長男一家にとっては初めての沖縄。孫たちに「美ら海水族館」を見せてあげたい・・という私の思いも一致し、学校が夏休みに入るのを待って、沖縄へ出かけました。「美ら海水族館」「名護パイナップル園」「古宇利島での海水浴」「今帰仁村世界遺産」など大いに楽しみました。長男夫婦は大のビール好きで、冷やしたジョッキで飲むオリオンビールはまた格別だったようです。食べ物も美味しく、特に「海ぶどう」は最高でした。

孫たちは、新幹線、モノレール、飛行機、レンタカーなどの交通機関も楽しかったようで、帰ってきた途端「また、沖縄に行きたい」と騒いでいます。本当に楽しい旅でした。 今回このようなプレゼントをしてくださったJMB会員の皆さまに心からお礼申し上げます。

フラメンコ大好き様 福島県 60代女性

孫とともに竹富島に全員集合

3月11日早朝、里帰り出産で大阪から宮城県に戻っていた娘が産気づきました。いよいよ初孫誕生です。仙台の東北公済病院に11時に入院。そして2時43分にあの震災に襲われました。陣痛は待ってはくれません。日が暮れると停電のため病院内は真っ暗闇。余震が頻繁なため、分娩室のキャビネットも動かないように横に倒されています。あるのは懐中電灯とポータブルの心音計だけ。それでも落ち着いた対応の助産師さんや看護師さんのかげで、震災から12時間後の12日午前2時40分に孫が元気に誕生しました。たまたま取材を受けて13日の河北新報に「希望」と題して写真が掲載されたり、TBSのニュースで放映されたりもしました。

そんなふうにして誕生した孫は2歳になり、今は大阪で元気に育っています。遠いのでたまにしか会えません。そんな時に10万マイルがプレゼントされましたので、孫との家族旅行を計画しました。娘と婿が学生時代によく行っていた竹富島にいつか私も連れていって欲しいと思っていたので、行き先は迷いませんでした。娘、娘婿、息子(茨城県在住)が休みを調整してくれたおかげで、家族6人の旅行が実現しました。石垣空港までは一人19,000マイルなので、5人分の飛行機代はいただいたマイルでまかなえました。

石垣島ではパラグライダーに乗り空から美しいサンゴ礁の海を堪能しました。竹富島はコンビニもなければ交番も無い島だけれど、花が咲き乱れ、赤い瓦と白い道の街並みが美しく、エメラルドグリーンの海があり、時間がゆったりと流れ、孫と贅沢な時間を過ごすことができました。民宿のオジイやオバアの話もいっぱい聞け、ひょうきんなシーサーが屋根に乗っかっていて家を守っているのも素敵でした。

家族が3箇所に離れているので一緒に旅行出来るのも容易ではないだけに今回はとても思い出深い旅行になりました。「マイルで東北にエールを送ろうプロジェクト」でJMB会員の皆さまから10万マイルものチャリティ・マイルをいただき、本当に感謝しています。

ゆみっぺ 様 宮城県黒川郡富谷町 50代女性

シカゴびっくり旅

今回の旅の目的はシカゴ駐在中の娘家族を家内と二人で訪問し2歳9ヶ月になる孫姫と遊ぶことです。
出発は6月末で成田に前泊し一路シカゴへと機中の人となりました。機内での楽しみは何と言っても映画、ビデオ鑑賞と機内食にあると思います。2回目の食事の時に前方ファミリー席から「あ〜くまモンだ〜」と聞こえてきました。それは熊本ご当地グルメ「太平燕(タイピーエン)」で、春雨、揚げ卵、棒棒鶏、レタス等の具材をくまモンの描かれた容器の中に入れてヌードル類と食べ、その後に残ったスープに焼きおにぎりを入れて、雑炊風にして食べる二度おいしい食事でした。とっても美味しかったので帰りの便でも食べられるか期待しましたが、それは残念ながら別メニューでした。

シカゴオヘア空港で娘家族と再会し自宅へと向かいました。自宅は空港から車で30分程行った閑静な住宅街で自然公園の一角にあり、公園内には池やバーベキュー施設やフレスビーのコースもあります。日中はもちろんですが、この時期は一年中で昼が一番長く夜9時過ぎまで明るいので沢山の人が遊んでいるのにはびっくりしましたが、厳しい冬が長いので待ちに待った季節なのでしょう。夜、暗くなった公園を見ると沢山の小さな光が揺れ動き何かなと思ったらなんと蛍のようです。アメリカサイズなのか日本の蛍に比べ光が強くアメリカで家の中から蛍が見られるなんて、これまたびっくりでした。また7月4日の独立記念日にも家に居ながら缶ビール片手に花火観賞が出来て日本の花火とは色も形も違いますがこれはこれで大いに楽しめました。

さて、シカゴと言えば建築美の町とか摩天楼発祥の地とか色々言われていますが、今回はダウンタウンを案内してもらい台形のデザインが印象的な建物、ジョン・ハンコック・センター94階にある展望台に昇りました。ここからは摩天楼が間近に見られ海のようなミシガン湖やシカゴの街並みの景色は最高でした。特に夕暮れからの夜景は素晴らしいそうです。夜景見物は次回にとっておいて、今回の旅で一番感銘したのがミシガン湖クルーズでした。

遊覧船でシカゴ川からの高層ビル群や跳ね橋を見上げながらミシガン湖入口へと進むと閘門があり船は20分程停止しました。これはシカゴ川よりミシガン湖の水位が50cm程高いため閘門を開閉し水位調節後に川と湖を行き来するためでした。シカゴ川は元来ミシガン湖へと流れていたそうですが、都市の発展と共に下水や汚染物が飲み水の水源である湖に流れ込み、伝染病や衛生上の問題が出てきた為、シカゴ川を逆流させミシシッピ川流域に運河で接続し、最後はミシシッピ川を経由してメキシコ湾に流すようにしたそうです。
閘門はこの為に造られたようで、日本では地形、勾配等の関係もあり考えられませんが、「シカゴ川を逆流させミシガン湖の水質を守る」と言うアメリカ人の大胆な発想には只々感銘したシカゴびっくり旅でした。
孫姫とも約1ヶ月毎日々の成長が見られ、孫からもアメリカからも元気をもらいました。最後にチャリティ・マイルに協力されましたJMB会員の皆様、JMB事務局JALの皆様本当にありがとうございました。

ジジーシッター 様 秋田県秋田市 60代男性

旅のお礼

この度は、たくさんのJMB会員の方々のご厚意と、JALの皆さまにご協力いただき、沖縄へ家族3人で旅することが出来ました。心より、お礼申し上げます。

震災時、娘は保育園児でした。海岸へ車を走らせれば5分程度の所に住む私たちは、よく海沿いをドライブしたり、浜辺で遊んだり、天気さえ良ければ、毎年海水浴を楽しめる環境でした。それが当たり前だと思っていた日常でした。

沖縄は3日間の旅で、娘が手作りで旅程表を作ってくれました。それに基づき、入念に計画して行きました。娘の希望は、(1)海で泳ぎたい(2)貝殻を拾いたい(3)シーサーを作りたい、でした。
シーサーは時間の都合で絵付けのみとなりましたが、海水浴は離島ビーチまで車を走らせました。そのビーチは、私たちが今までに見たことがない、とても美しいビーチでした。娘はビーチに着いた途端、大はしゃぎです。家から、夫婦で持っていた浮き輪などを持参しましたが、劣化していて全て数分で使えず、貸浮き輪を娘用に借りて、これまた大はしやぎで泳いでいました。貝殻もたくさん拾え、娘の笑顔もたくさんでした。そして、数年ぶりで聞いた波の音が、とても心地良かったです。

その夜、イオンで娘に浮き輪を買ってあげて、出発日もチェックアウトを延ばし、ギリギリまで沖縄の海を満喫しました。「帰りたくない」を連発する娘を、海から連れて帰る のが大変でした。
とても充実した3日間でした。何よりたくさんの娘の笑顔が見れて、とても幸せでした。

沖縄の帰路は、私ひとり経由地で別れ、10数年ぶりに友人に会って来ました。その友人は震災の時に悲鳴のような声で電話をくれました。やっと繋がった電話だったようです。
見舞いのお礼方々、短い時間でしたが、震災のこと、お互いの近況を語り合いました。

このような機会を与えていただき、本当にありがとうございました。私たち家族にとって一生の思い出になりました。皆さんの暖かい気持ちは、ずっと忘れません。


〜娘さんからもお手紙をいただきました〜
マイルをくれた人へ
マイルをくれて、本とうにありがとうございます。たびはとてもたのしかったです。
沖縄のうみはとても美しいうみでした。わたしは、うみにはいったとき、「きゃあきゃあ」と言って、とてもたのしかったです。
ホテルのちかくにアメリカンビレッチというのがありました。そこは、アメリカ人がいっぱいでした。わたしは、ゆめだとおもいました。たのしかったです。アメリカンビレッチのちかくにもイオンがありました。夕しょくは、イオンでかって、ホテルで、うみぶどうと、たこのカルパッチョをたべました。ライブハウスでうたをききながらたべたりもしました。ぜんぶおいしかったです。ぜんぶわたしがすきなものです。アイスも3かいたべました。あじは、さとうきびとミントチョコとブルーウェーブのアイスです。どれもとてもおいしかったです。大さかからおきなわへ行ったひこうきは、大きくてうれしかったです。ひこうきから見た島は、とてもきれいでした。上から見た花火は、すごかったです。小さくて、いろがきれいでした。また行ったときのひこうきは30しゅう年のミッキーのひこうきにのりたいです。

M・K 様 宮城県 40代女性

ページのトップへ