客室乗務員とめぐる日本旅レポート

奄美群島の最南端で、青い海と珊瑚礁に囲まれた自然と島文化に触れる ヨロン島

与論島マップ

鹿児島県に属する、奄美群島の最南端に浮かぶ与論島。珊瑚礁が隆起してできたこの島は、沖縄本島までもわずか23kmの距離に位置します。「エンゼルフィッシュの形」と例えられる島の周囲は、紺碧の海と珊瑚礁、白い砂浜で彩られ、その美しさは「東洋の真珠」とも絶賛されています。鹿児島、奄美、琉球の文化が入り混じった独特の風土も、与論島ならではの特徴のひとつ。1年中色鮮やかな花が咲き乱れる温暖な気候のなか、ゆるやかに流れる時間とともに島の奥深い文化に触れることができます。

多くの観光客を魅了する豊かな自然に恵まれた与論島では、毎年3月に行われる「ヨロンマラソン」も人気イベントとしてすっかり定着しています。今回は、ヨロンマラソンで走るコースをご紹介しながら、島の魅力を客室添乗員がご案内します。

地元出身客室乗務員とめぐる日本旅レポート

この「日本旅」をご紹介いただけます。
    • 毎年3月に開催される「ヨロンマラソン」は、島の素晴らしい景色と地元の方々との触れ合いが楽しめる人気の大会。リピーターの参加も多く、毎年一〇〇〇名を超えるランナーで賑わいます。ヨロンマラソンでは、外周約20kmの島をフルマラソンかハーフマラソンで周ります。今回は、実際に走るコースの中で要チェックのスポットをご案内します!
    • ヨロンマラソン
      大きい画像をクリックすると、与論島の魅力を動画でおたのしみいただけます。
    • スタート地点
      • スタート地点は「ミコノス通り」。与論島はギリシャのミコノス市と姉妹都市のため、海岸沿いのこの通りには白で統一されたギリシャ建築風のモニュメントが並びます。通りには歴代のマラソン優勝者の名前が刻まれ、表彰式を行う「王者の椅子」も。その向かいは美しい海岸線が広がっています!
    • 真っ白に輝く一本道は、珊瑚礁でできているためコーラルウェイと呼ばれています。ここは、1日数回しか見られない飛行機の発着シーンを間近で見上げられる絶景ポイント!こんな島ならではの景色を走りながら楽しめるのも、ヨロンマラソンの魅力です。
    • コーラルウェイ(空港脇の道)
    • 翔龍橋(しょうりゅうばし)
    • この坂には「翔龍橋」と「琴龍橋」があり、ここからの眺めは絶景。遥か沖縄本島まで見渡せます。そしてここがヨロンマラソンの名所のひとつ、「心臓破りの坂」。フルマラソンでは疲労困憊した「魔の35km地点」で登場します。つらい分、上りきった時の絶景は格別ですよ!
    2012年に、沖縄復帰 周年を記念して沖縄県国頭村より寄贈されたヤンバルクイナの像です。この像が見えたら、いよいよ心臓破りの坂の登場です!
    • 百合ヶ浜展望休憩所付近
    • 大金久海岸は、約skmにわたって白砂が続くヨロン島最大のビーチ。海の向こうには、春から夏にかけて大潮の干潮の時だけ姿を現す幻の白い砂浜「百合ヶ浜」があります。マラソンコースで海の間近に走れるのは、フルマラソンの往路コースのここだけかもしれません。
    • ここは地元の方々の応援スポットとして、ヨロンマラソンのリピーターに人気の場所。「ぱる舎」と書いて「ぱるやどぅい」と読みます。島の言葉で「畑の小屋」の意味だとか。夏はかき氷屋になるという店内には、古着や懐かしいおもちゃがいっぱい! まるで大きなおもちゃ箱か博物館です。店を訪れた人がお土産を持ち寄り、気づけばこんなに集まったそう。
    • ぱる舎商店(ぱるやどぅいしょうてん)
    自慢の一品は、かつて与論島の物流を支えたフェリー「クイーンコーラル号」の巨大模型。重さはなんと2トン! クレーン車で店内に入れたという精巧な模型は、一見の価値ありです。
    • 1日汗を流した後は、おいしい食事とお酒!ここ「ひょうきん」は、開店30年以来、観光客にも地元の人にも愛される居酒屋です。島の黒糖焼酎「有泉」を数人で回し飲みする「与論献奉」と呼ばれる島独特の飲み方をすれば、初対面でも楽しく打ち解けてしまいます。料理のおすすめは、この店が発祥の「もずくソーメン」や、普段はメニューにも載っていない幻の一品・於胡海苔の一種「スーナ」。スーナは与論の海で5月下旬〜77月頃に獲れる海藻で、食べられればラッキーですよ!
    • 居酒屋「ひょうきん」
    居酒屋「ひょうきん」鹿児島県大島郡与論町茶花2297-1TEL.0997-97-3557
    • 今回宿泊した「プリシアリゾート」は、島の西端にある兼母海岸(サンセットビーチ)に面し、空港からも車で5分という好立地。白浜ビーチとエメラルド色に輝く珊瑚礁の海が目の前に広がります。島の食材をふんだんに使った料理をビュッフェ形式で楽しめる朝食では、「島野菜とワカメの酢の物」や「沖縄産紅芋」「鹿児島県産さつま揚げ」などの郷土料理を堪能。南国フルーツや、「与論島の黒糖」「マンゴー餅」などのスイーツも楽しめました。
    • プリシアリゾート
    プリシアリゾート鹿児島県大島郡与論町立長358-1 TEL.0997-97-5060
    • 寺崎海岸
    • 寺崎海岸(トゥマイビーチ)は、映画『めがね』の撮影でも使われた白砂が美しいビーチ。サラサラの白砂は、素足で歩くといい気持ち! ここは「龍の住む浜」とも呼ばれ、島のパワーの出入口なのだとか。人が少なくプライベートビーチ状態だったので、パワーを独り占めした気分になりました。
    • ここでは与論島の歴史を知ることができます。かつては琉球からこの島へ、赤瓦屋根や壷入りの泡盛が伝わりましたが、どちらも戦時中の物資不足により作れなくなったとか。泡盛に代わって黒糖焼酎という新たな文化が生まれたのも、この理由からだそうです。沖縄本島に近いにも関わらず琉球文化の影響が薄いのは、戦争の歴史があったからなのですね。
    • 与論民俗村
    与論民俗村鹿児島県大島郡与論町東区693TEL.0997-97-2934
    • 島の一番高い位置にある「与論城跡」は、15世紀の琉球王朝時代に築城されたもの。島を治めていた琉球北山王の滅亡により、未完成のまま今に至ります。地主神社(とぅくぬしじんじゃ)・琴平神社があり、高台からは島の景観が見渡せます。沖縄から友好の印として贈られた「青いヤンバルクイナ」の像もあり、人気のビュースポットになっています。
    • 与論城跡
    • 島の味 八郎(郷土料理)
    • 島の北端にある「島の味八郎」では、絶景を眺めながら食事を楽しめます。一面ガラス貼りのテラス席は特におすすめ! いただいた「おまかせランチ」は、旬の島野菜とご主人が獲ってきた島の魚を中心に、「さがまの唐揚げ」「ヘチマ」などの島料理も堪能できる贅沢な内容でした。かつて与論島では、お刺身にペー(お酢)をつけて食べる習慣があったとか。甘口醤油とお酢をつけて食べるお刺身は、島ならではのおいしさがありました。
    島の味 八郎鹿児島県大島郡与論町那間2523TEL.0997-97-2868

与論島の旅を終えて

与論島は沖縄本島のすぐ北側に位置し、優しいブルーの海に囲まれた美しい島です。
与論島をめぐった中で何よりも感じた事が、島の人々の温かさでした。訪れる先々で気さくに話しかけて下さったり、お茶やお菓子を両手いっぱいに持ってきて下さったりと、家族のように接して頂き、素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。
すでに与論島ファンの方も多くいらっしゃると思いますが、今回の与論島めぐりを機に、私もますます与論島が大好きになりました!!
与論島の美しい海、人々の温かさ、ゆったりと流れる時間・・・
今回与論島をランニングでも楽しみましたが、春のヨロンマラソンは島をあげての大歓迎の中で、そんな与論島の魅力をめいっぱい感じられることと思います。

与論島へは鹿児島からだけではなく、沖縄からも琉球エアーコミューターにて一日一便、運航しています。沖縄からは30分程の飛行時間ですが、ご搭乗の際にはどうぞお気軽にお声かけくださいませ!
皆様もぜひ、魅力あふれる与論島へお越しください。

与論島レポーター 琉球エアーコミューター株式会社 國仲 愛梨

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[当内容は2013年10月現在の情報です]

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