スポット名 |
スポット概要 |
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津和野城跡 |
標高362mの山頂からは小京都・津和野の城下町をぐるりと見渡すことができます。
山頂へは太鼓谷稲成神社近くから出発する観光リフトで、気軽にアクセスできます。
雲海を見ることができる山城としても知られていて、秋から冬がそのチャンス。
気候などの条件が揃った時には、幻想的な景色が目の前に広がります。 |
太皷谷稲成神社 |
「稲荷」ではなく「稲成」と書く全国唯一の社名には、「願望成就」や「大願成就」などの思いが込められていると云われます。
太皷谷稲成神社のお参りに欠かせないのが「お供えのお揚げ」。
売店や手水舎の脇で購入できるので、参拝するときにお供えしましょう。
境内には参拝するところが4ヵ所あります。 |
弥栄神社 |
弥栄神社は津和野大橋と太鼓谷稲成神社の間にあります。
正長元年(1428)に領主の吉見氏が三本松城(津和野城)の鬼門を守るために、現在地に移したと伝わります。
境内の大ケヤキは高さ25m、幹の周囲が4mで、樹齢600年以上と津和野町の天然記念物にも指定されています。
弥栄神社の鷺舞は400年前から伝わる芸能神事で、7月の祇園祭で津和野町内を巡行しながら舞われます。
鷺舞神事は巡行の途中、決まった場所で舞が披露されます。太鼓や鐘、笛などの音色が城下町に響く中、雄雌2羽の鷺が向かい合ったり、羽を広げたりしながら優雅に舞います。 |
菅谷たたら山内 |
山内とは、製鉄に関わるさまざまな職業の人達が仕事や日常生活を営んでいた集落です。
宝暦元年(1751)から170年間にわたり、田部家が操業を続けてきた菅谷たたら山内は、奥出雲地方のたたら製鉄の中心にありました。
日本で唯一、高殿(たたら製鉄の生産施設)が現存し、当時の様子を今に伝えています(国重要有形民俗文化財)。
映画「もののけ姫」の「タタラ場」のモデルになった場所として、全国からも注目を浴びました。
高殿の近くにそびえ立つ桂の木は、春になると木全体が赤く芽吹き、数日の間に金色から萌黄色と色を変化させ、訪れた人々を楽しませます。 |
和鋼博物館 |
たたら製鉄によって産出された鉄の積出港として栄えた安来港の近くにあります。
たたら製鉄の模様を映像で紹介するほか、使われた用具や炉の模型などの展示も。
日本刀をテーマにした特別展が開催されるほか、日本刀を手に持つ体験コーナーもあります。 |
鬼の舌震(鬼舌振) |
約2.3kmにおよぶV字渓谷。出雲国風土記にも伝承の記述があり、かつては木炭を焼く山林(鉄山林)でした。
鉄師の絲原家の招きで与謝野鉄幹・晶子夫妻などの文人墨客が訪れており、たたら製鉄と繋がりのある観光スポットです。
高さ45m、長さ160mの「舌震の“恋”吊橋」や、アニメに登場する岩そっくりの「鬼の試刀岩」など見どころいっぱい! |
出雲大社 |
「縁結びの神様」といえばここ、男女の縁結びや仕事、幸せのご縁などを司る大国主大神を祀ります。
毎年、旧暦の10月10日には全国から八百万の神々が出雲大社に集い、人々の縁について話し合いをされます。
このため、出雲地方では10月を「神無月」ではなく「神在月」と呼びます。 |
日御碕灯台 |
約44mと日本一の高さを誇り、外壁は石材、内壁はレンガという特殊な二重構造で、世界的にも珍しい造りです。
日本海の荒波が打ち寄せる断崖にそびえ立つ灯台の白亜の姿は、昼時の青空、夕暮れ時の茜空と見事なコントラストを生み、美しい景観が人々を魅了します。 |
稲佐の浜 |
出雲大社から西へ1kmほどにある海岸で、旧暦の10月10日に八百万の神様たちをお迎えする「神迎神事」が行われます。
浜からは日本海に没む夕日を大パノラマで臨むことができ、時とともに変わりゆく夕景を楽しむことができます。 |
波子の街並 |
日本海を背景に、赤い瓦の家々が軒を並べる波子の街並み。この赤瓦は石州瓦といい、かつて北前船で全国へと運ばれました。
石州瓦は赤褐色が特徴で、夕刻には日本海の夕日が鮮やかに照らし、独特の美しさが醸し出されます。
JR山陰本線波子駅裏の古城展望台からの眺めがおすすめです。 |
金刀比羅神社 |
島根県江津市波子町 外ノ浦の海辺に鎮座。正徳元年(1711)に創建され、海上安全を祈願したのが起源と云われます。
拝殿は波子の名工と呼ばれた宮大工・藤川長吉の建立によるもので、彼の傑作の一つとされる龍の彫刻を見ることができます。 |
日和山方角石 |
外ノ浦の中国自然歩道沿い、日本海が一望できる標高85mの山頂に、日和山方角石があります。
方角石は直径が27.5cm、高さが26cm程度の円柱で、東、南、西の文字や、十二支、天保5年(1834)の銘などが刻まれています。
方角石は、船乗りたちが出航前に天候や風向き、潮の流れなどを見るために使ったもので、方角石を置いた高台を日和山と言います。
日和山は全国で80ヵ所以上が知られていますが、方角石が残る日和山は全国に16ヵ所、山陰ではここ外ノ浦にしかありません。
まだ天気予報のない時代、一攫千金の夢を追い求め、荒波に乗り出していった船乗りたちにとって、日和山方角石は欠かすことのできない気象アイテムでした。 |
石見神楽劇場「舞乃座」 |
江津市の9号沿いにある、伝統芸能「石見神楽」を楽しむことができる座席総数125席の専用劇場です。
食事に買い物に休憩、コンビニやガソリンスタンドもあるドライブステーション「神楽の里 舞乃市」の敷地内にあります。
定期公演に加えて、特別公演や貸切公演も開催。迫力満点の石見神楽をたっぷりと堪能してください。 |
松尾山八幡宮 |
出雲大社本殿中央の柱「心御柱(しんのみはしら)」は、当地より切り出されたと伝えられています。
近年、10月の例祭では「伝統芸能と光の祭典」として数千本の竹灯籠の光の中で神楽が奉納されます。 |
三宮神社(大祭天石門彦神社) |
石見の国三宮として知られ、古くから親しまれている神社です。主祭神は天上界で最も手の力が強く、スポーツの神様などで知られる「手力男命」です。
毎週土曜日の夜には石見神楽の公演会場となり、市内の約50団体が週替わりで披露します。
演目の解説などもあるので、神楽初心者にもオススメ!観覧には予約が要です(2021年現在)。 |
萬福寺 |
萬福寺は応安7年(1374)に、益田氏11代当主兼見が創建した益田氏の菩提寺です。
本堂の裏手にある庭園は、15代当主兼堯が禅僧・雪舟を招いて造らせたと云われています。
池や石組みなどを配する築山泉水式庭園で、中央の奥に仏教の世界観「須弥山」を表す石組みを置きます。
池の淵には、橋に見立てた4つの石が向かい合って配置され、心で橋を描く禅の教えが込められていると云われます。
四季折々の景色や、国重要文化財の本堂との調和も見事。期間限定の庭園ライトアップイベントもあり、夜の庭園も楽しむことができます。 |
櫛代賀姫神社 |
櫛代賀姫神社は、JR益田駅から北に3kmほど行った益田川の河口近くに鎮座しています。
神社の鳥居をくぐると、どっしりとした大型の狛犬が左右でお出迎え。
まず目につくのが、赤い石州瓦屋根の拝殿。その後ろに構えるのが本殿で、緑青の銅板葺きの屋根は、正面側が曲線的に張り出す「流造」という形で、拝殿との赤と緑のコントラストが楽しめます。
また、拝殿や本殿の屋根などに、益田氏の家紋「のぼり藤に久」を見ることができます。
益田氏の時代、眼前に流れる益田川には低湿地が広がり、交易を行う港や集落がつくられ賑わっていたと云われます。
境内から見える益田市街を眺めながら、中世の益田に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。 |
高津川の飯田吊橋 |
一級河川でありながら日本で唯一ダムのない高津川は、日本一の清流としても有名です。
また、自然豊かな中国山地からいくつかの支流を合わせて日本海へと注ぐ流れは見事な自然美を生み出し、鮎の産地としても知られています。その景観に彩をそえているのが、高津川に架かる飯田橋、高角橋、安富橋の「三名橋」です。
そのうち、白上川と合流する手前にある、橋長166mの飯田橋は「飯田吊橋」の愛称で親しまれる朱塗りの橋です。
歩いて渡る橋からの景観はとても素晴らしく、真っ赤な橋の色と周囲の自然とのコントラストも見事。
全長160mの橋の1ヵ所には、見つけると幸運になるというハートが隠されていて、カップルやご縁を願う人たちに人気です。
新たな「縁結びスポット」へぜひ出かけてみましょう。 |
物部神社 |
石見の国で最も社格の高い「石見国一宮」の神社。
春日造では日本一の大きさを誇る社殿に、文武両道の神、鎮魂の神、勝運の神として、宇摩志麻遅命を祀っています。
末社である「一瓶社」が「三瓶山」の名前の由来と云われています。
石見の国を支配した宇摩志麻遅命は平安を願い、3つのお社に聖なる瓶を納めました。
神社境内には「勝石」と呼ばれる、触れると勝運が付くという岩があります。
受験の合格祈願やスポーツの必勝祈願に訪ねてみてはいかがでしょうか。 |
石見銀山遺跡 |
大田市の仙ノ山を中心とした世界遺産登録の鉱山遺跡で、ここで生み出された質の良い大量の銀は、世界経済を動かしたと云われています。
銀の採掘を行っていた間歩(坑道)や社寺跡、街道跡、城郭など、銀山に関わる遺跡が今も良い状態で残されています。
長さ約600mの龍源寺間歩や大久保間歩では坑内を見学することができます。龍源寺間歩は常時見学できますが、ガイド付きがオススメ。
また、大久保間歩は事前予約のツアーでのみ見学が可能ですが、馬に乗って入ることができたとも云われる坑内の巨大空間は一見の価値あり。
当時の坑夫たちの仕事ぶりや暮らしに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。 |
さんべ縄文の森ミュージアム
( 三瓶小豆原埋没林公園) |
三瓶山の北麓にある、約4000年前の火山噴火で埋もれた縄文の森。
さんべ縄文の森ミュージアムの地下ドームでは、現代によみがえった巨木の森を見ることができます。
全国に30ヵ所以上ある埋没林や埋もれ木の中で、直立した樹幹が根本から10数メートルの高さまで残ったものはとても貴重。
1983年、水田工事で発見された巨木は地形的な偶然がいくつも重なってできた「森の化石」で、根回り10m以上にもなる太古の巨木群に圧倒されます。
売店では、埋没林を加工して作った木のお土産が販売されています。太古のパワーをぜひ、お持ち帰りください。 |