アラブ首長国連邦は、アラビア半島中東部ペルシャ湾南岸に位置する連邦国家で、略称はU.A.E.です。面積は北海道とほぼ同じの約8万2,880km2、人口は約459万人で、首都はアブダビです。
紀元前3000年ごろの居住痕が残るペルシャ湾南岸地域は、7世紀にはイスラム帝国、ついでオスマン・トルコ、ポルトガル、オランダの支配を受け、19世紀にはイギリスの保護領となりましたが、1968年にイギリスがスエズ以東の撤退を宣言したため、1971年にアブダビ、ドバイ、シャルジャ、アジュマン、フジャイロ、ウム・アル・カイワインの6首長国が統合してアラブ首長国連邦を結成。翌1972年にラス・アル・ハイマも参加し、7首長国連邦として独立しました。アブダビ、ドバイなど石油資源に恵まれているアラブ首長国連邦は、原油産出量では世界9位で、その豊かな石油収入を背景に、海外投資や貿易、製造業の強化や、サービス業の多様化などの経済政策を実施し、石油資源依存から脱却する近代国家へと急成長しつつあります。
かっては小さな村だった首都アブダビは、高層ビルが立ち並ぶ近代都市となり、ドバイは世界有数の大都市に発展。ゴルフやマリンスポーツが楽しめるリゾートとしても有数となり、免税ショッピングもできるので、ドバイを訪れる旅行者は年々増加しています。 言語:アラビア語(英語も広く使われています。) 人口:約459万人
|