福岡市の中心街は、那珂川を境にふたつのエリアに分けられる。西側が旧城下町の福岡、東側が商人町の博多。福岡サイドの繁華街天神は、その昔、大名屋敷が立ち並んでいた一画だ。
福岡を訪れるたびに顔を出す天神の屋台に入る。大将はおでん鍋のタネを菜箸で均しながら「久しぶりやね。どげんしとったと」と相好を崩し、「ごめん、みんな少ーしずつズレてくれんね」とひとり分の空席をつくるよう、協力を求めた。客側も慣れたもので、すぐさま1席分の空きスペースを設けてくれた。
「ウチのお客さんはみんな気がいいけん」。大将は口も軽やかに場を和ませ、「おでん、適当でよかろ」と言いながら、大根、牛スジ、練り物数種を皿によそった。白い湯気が立ち上る。
(スカイワードより一部抜粋)
来年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』を前に、縁ゆかりの深い舞台である福岡県は、大いに盛り上がっている。
黒田官兵衛(またの名を如水)。信長・秀吉・家康を支えたこの人物がいなければ、戦国の世もどう転んだかわからない。
家臣も合わせ、黒田武士の気概は、今も生きている。
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お笑いコンビのパックンマックンが、歩いてこそ感じられるその土地の魅力をウオーキングして紹介する旅番組です。
今回の舞台は福岡市。町の礎を築いたとされる名軍師・黒田官兵衛ゆかりのスポットをご紹介します。黒田家の菩提寺崇福寺から、天神、大名エリア、福岡城址、大濠公園を経由し、黒田家の家宝を多く所蔵する福岡市博物館まで歴史を紐解きながら歩きます。
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今回の名店プロデュースは、福岡県福岡市の「西鉄グランドホテル」とのコラボレーションメニューをご提供いたします。
1969年創業の伝統と格式ある「西鉄グランドホテル」。福岡空港から車で約20分、天神の中心に位置し、お客さまへのサービスやおもてなしは、まさに福岡の迎賓館と呼ぶにふさわしい老舗ホテルとして知られています。
そして今回のスペシャルメニューは磯山俊二総料理長に監修いただき、メニューへのこだわりについて伺いました。
「まずは、地元の郷土料理の味を知っていただき、楽しんでいただきたいと思いました。今回は洋食ではありますが、博多をイメージしてもらえるような食材を選び、メニューを考案しましたので、この機内食をきっかけに「博多で食事をしたいな」と思っていただけたら大変うれしいです。また、料理全体でバランスをとった、バリエーションが豊富なメニューにしています。」
磯山総料理長の思いが込められた、味わい深いメニューが完成しました。
今後も、各地の名店、名料理人たちによる、その地域ならではの旬の厳選食材を使用したこだわりのメニューをご提供していく予定ですので、ぜひご期待ください。
※夕食:17時以降の出発時間帯
おきゅうと
海藻のエゴノリを煮溶かして固めたもので、江戸時代から博多の朝食に欠くことのできない一品。見た目にはこんにゃくに似ているがところてんのような味わいで、喉ごしのよさと、磯の香りが特徴。カロリーもほとんどないのでダイエット食としても人気。
● 玄界灘産カナトふぐのエスカベッシュ
● 博多郷土の味 がめ煮
● 糸島ポーク 肩ロース肉のハンガリー風
紅芯大根、オクラ、カリフラワー添え
● 如水庵 「シメオン・ジョスイ」
福岡の顔が、ここにあります。九州の玄関、アジアの拠点として発展めざましい福岡。この街の中心、天神で育まれた西鉄グランドホテルは、そのかけがえのない経験とホスピタリティを中心に、地元福岡のぬくもりと、国際感覚を兼ね備えたおもてなしで、大切なお客さまをお迎えします。
西鉄グランドホテル
福岡市中央区大名2-6-60
tel:092-781-0711
磯山俊二 総料理長
1948年岡山県生まれ。1969年「西鉄グランドホテル」の開業スタッフとして入社。2002年に総料理長に就任、2011年に常務取締役総料理長に就任し、現在に至る。
国際線のビジネスクラス(*)にて、福岡県の郷土料理をイメージした「福岡御膳」をご提供します。「青高菜漬け」や「おきゅうと」を用いるなど、福岡県の郷土料理の美味を追求しました。
(*)日本発バンクーバー/モスクワ/シドニー/シンガポール/クアラルンプール/ジャカルタ/デリー/ハノイ/ホーチミンシティ/バンコク/マニラ/香港/中国/台湾/グアム路線(羽田深夜発便を除く)
路線により、ご提供メニューが一部異なります
羽田空港国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジにて、福岡県の銘菓・銘酒などをご用意しています。ぜひ、ご賞味ください。(各商品を日替わりでご提供します)
創業1900年。食事に合う酒をコンセプトに酒造りを行っています。
さわやかな香りと山田錦特有の膨らみのある純米吟醸酒です。
博多の夏祭り「博多祇園山笠」のゴール地点としても有名な石村萬盛堂本店。創業は明治38年(1905年)。銘菓「鶴乃子」は日本三大銘菓にも数えられる「鶏卵素麺」を作る際に余る卵白の利用法として初代石村善太郎によって考案されました。
ふくよかなマシュマロ生地の中に風味のよい黄身あん。甘さをおさえたまろやかな味わいです。
季節限定で「栗」、「桜」、「抹茶」などの風味もお楽しみいただけます。
イチゴのような甘い吟醸香、果実のように爽やかな酸味は驚きの旨さ・・・研究を重ね、焼酎の「黒こうじ菌」で仕込んだめずらしい純米吟醸酒。ろ過をせず旨味を残し、搾ってすぐに瓶詰したこだわりの逸品です。軽く冷やしてお楽しみください。
「私たちは、イチゴ加工のプロです。特にあまおう苺なら、絶対に負けません!!」と豪語するのがあまおう苺加工販売所「伊都きんぐ」という福岡の糸島市にあるお店。和菓子洋菓子なら負けるかも知れないが、苺スイーツには絶対の自信がある!という事らしい。そんなお店から発売された、「博多ぱいおう」というパイ菓子が人気だ。繊細な風味を感じるシンプルな味ながら人気上昇中。もらった方を笑顔にする不思議な魅力あり。
酒造好適米を55%まで精米し、低温発酵で丁寧に醸造した吟醸酒。さっぱりとした上品な辛口で、玄界灘の海の幸の旨さを一層引き立てる博多の地酒です。
黒田家の播州播磨時代からの御用商人であった弊社の歴史をふまえ、戦国の知将であり福岡藩祖である黒田如水(官兵衛)に因んで命名されました、また、水のようにさらりとした口当たりの良さも表現しています。
『柳川きなこばんも〜』は、ゆったりとした時間が流れる水郷柳川で育った大豆『フクユタカ』をきな粉にして、黒砂糖と一緒に一つひとつ丁寧に仕上げた打ち物(落雁)です。
なめらかでもっちりとしており、緑茶はもちろん、珈琲や牛乳にもよく合います。柳川の大地からの黄色い贈りものをお楽しみください。
※「ばんも〜」は柳川の方言で、「〜ですよ」という意味です。
清酒「黒田武士」の酒銘は、当社の裏山にあった黒田藩大隈益富城の城主で福岡県の民謡"黒田節"のモデルになった母里太兵衛公に由来しています。当蔵では母里公の「酒を愛する心」を世に伝えるため、決して機械に頼ることなく、地元で収穫した酒米を厳選し、気候気温のわずかな変化に対応して「気配りの手造り」にこだわって伝統の美酒を醸し続けています。
黒田如水(官兵衛)公は当時伝来したばかりのキリスト教に帰依しました。平和な世の中を作るため創意工夫を重ねた如水公の洗礼名は「シメオン」。如水公が書いた手紙の最後には「シメオン・ジョスイ」と読める印章を押していました。「シメオン・ジョスイ」の印章をかたどった、オレンジ香る新しい焼菓子です。
創業享保14年。「寒北斗」は昭和60年発売以来、原料米は可能な限り地元の契約栽培米にこだわり、熊本酵母・協会9号酵母、長期低温発酵にこだわり、飲み飽きない、気品ある香味を目標とし、水・米・環境・気候など毎年微妙に異なる自然環境の中、それらを最大限に生かした酒造りを守り続けています。
サクッと香ばしいロールクッキーに、福岡市で収穫された「あまおう」いちごをぜいたくに使ったクリームを詰めた福岡生まれのチロリアンです。
酒造好適米を60%に磨き、山廃酒母から醪まで約2カ月間低温でじっくりと発酵させ、軽快な香りと芳醇な旨味を引き出した純米酒です。
山廃仕込みならではの巾のある酸味と、キレのある味わいが料理を引き立てます。
博多りっちゃんは、厳選した栗の実が入った餡を風味豊かなバターパイで包んだ自信の1品です。お子様からご年配の方まで安心して食べられる優しい口当たりです。
アルペンは、最高級のベルギーチョコレートにクッキー生地を独自の製法でミックスした逸品です。クリスマスやバレンタインの贈りものとして喜ばれております。
私共はできる限り自然本来の味を生かしたお菓子作りをモットーに日々励んでいます。
比翼鶴の代表銘柄で、飲み飽きしない優しい口当たりのお酒です。比翼鶴とは男女が仲良く羽ばたく鶴の意匠で、代々受け継がれてきたしあわせの酒です。
精米歩合70%の本醸造酒で、酒質がしっかりしており、冷から燗まであらゆる温度帯で美味しくお召し上がりになれます。
福岡県酒類鑑評会 吟醸酒・本醸造酒の部で、平成24年・平成25年と2年連続で金賞を受賞したお酒です。
発売開始わずか4年で累計販売数100万箱を突破した博多の新名物「博多明太えびせんべい」ふわっと広がる海鮮の風味と少しピリッとした辛さがおいしいせんべいです。原料にもこだわり、博多玄界灘の海水を原料とした山笠の塩を生地に練り込み、博多名物の明太子をトッピングしました。1枚食べたら、また1枚と止まらない美味しさです。口いっぱいに広がる海の幸の風味とサクサク・パリパリの食感がヤミツキになります。
創業明治元年。当時の屋号「魚吉」をひねって、日本酒を通して大吉をお客様へ運ぶ。という思いを込めて造りました。福岡・糸島産の山田錦で醸した、ほのかな香りに豊かな味わいが、特徴の純米大吟醸酒です。
しっとり、ふっくら。やさしい食感のピィナンシェ。
かわいいひよ子が、ふっくらフィナンシェになりました。 ほどよい甘さとミルク風味のやさしい味わいで、幅広い年代の方に人気です。焼き菓子の中でも古くから親しまれるフィナンシェ。やわらかな口あたりとやさしい甘さは、お子さまからお年を召した方まで、どなたにもおススメです。
「伝ものがたり」は久留米市城島町の1745年創業「花の露」で作られています。城島は筑後川の豊かな水、美しい大粒の筑後米、芳香を放つ日田杉、水運の便利さなどの利点に恵まれ古くから酒造りが盛んでした。「伝ものがたり」の一番のこだわりは、ほのかに香るバランスの良い吟醸香。職人さんたちの手による酵母の掛け合わせなど試行錯誤した結果誕生しました。
いか・たこ・めんたいこの魚介の旨味に、マヨネーズの深いコクと風味が絶妙にマッチしています。
コクのあるマヨネーズはめんべいのパンチのある味にも負けておらず、濃厚で後引く味に仕上がっています。食べてしまえば満足感が残る1品です。
福岡の恵み(米・水・技)を用いた純米酒づくりに情熱を注ぐ酒蔵が"現代の食と共に、じっくりと楽しめること"を目指して醸し、定温貯蔵庫でほどよく育てました。
無農薬で契約栽培の山田錦を原料とした、米由来のしなやかな旨みと心地よく長い余韻が魅力の純米酒です。福岡県の無形文化財「博多独楽」に由来した「独楽蔵」は、職人の技による酒造りの伝統を守り、そして磨き続けていきたいという思いを込めたものです。