「うどん県に改名」という観光PRが話題を呼んでいる香川県のうどんだけじゃないさまざまな魅力を、「うどん県副知事」でもある県出身女優・木内晶子がとっておきの情報をお届けします。
機内ビデオプログラムの映像コンテンツをお楽しみください。
手仕事の工芸品。その多くは、昔からあたりまえのように身の回りにあって、繰り返し使われてきた生活用具や遊び道具。美術館に改まって展示される芸術作品とは違うけれど、そこには、職人の手によって、百余年、数百年と受け継がれた讃岐の伝統が脈々と息づいている。そんな愛おしい手仕事の現場を訪ねて、早春の香川県へと繰り出した……。
(スカイワードより一部抜粋)
平家の面影を辿たどる旅は、高松市東部に位置する屋島から始まった。
海面にテーブルのような台地をつきだす屋島の山頂にある展望台・獅子の霊厳からは、島影が美しい瀬戸内の海を一望できる。
まさに、ここは源平合戦の山場ともいえる「屋島の戦い」の舞台。眼下を流れる相引川をはさんで、源平両軍が戦いを繰り広げた。古戦場跡は住宅地となっているが、四国八十八ヶ所霊場第84番札所でもある屋島寺の「宝物館」に展示された『屋島合戦屏風』を見てから、再度、その風景を望むと往時のイメージが広がる。この波静かな辺で、平家の赤旗と源氏の白旗が入り乱れたのだろうか……。
(スカイワードより一部抜粋)
今回の名店プロデュースは、香川県高松市の『料亭二蝶』とのコラボレーション。
今回のメニューを監修した『料亭二蝶』の山本 亘総料理長は、そのこだわりについて、「とにかく、讃岐の郷土料理や香川らしい家庭の味をしっていただきたいと思いました。そのため、香川ならではの食材や味つけを念頭に、もちろん、3月のメニューということもありますので、春らしい色合いや盛り付けを考えました。
今回は、食材がもつ“自然の力”を感じていただきたいと思っています。香川は魚も野菜も豊富で食材の宝庫。また、できるだけ調味料は少なく、その食材がもっているおいしさ、食材同士が生みだす味わいののすばらしさを引き出すようにしました。ご堪能いただければと思います」
山本総料理長が語るように、今回の各メニューには香川ならではの、春を彩る食材がふんだんに選ばれています。
例えば、3月上旬では、讃岐の郷土料理でおなじみの葉牛蒡のきんぴら。シャキシャキとした歯ごたえがたまらない、県外ではなかなか手に入らない野菜を使っています。3月中旬のメイン料理は、香川県で消費量が多い、春を代表する魚を使った
鰆蕗味噌焼き(さわらふきみそやき)。そして3月下旬では、香川特産の野菜を使った“まん葉のけんちゃん”を味わうことができます。この料理は、まん葉という野菜と厚揚げを使ったもので、“けんちゃん”とは料理用語で“けっとばす”という意味です。
どの料理も地元でおなじみの味や食材を老舗『料亭二蝶』がアレンジし、見事なまでに季節を彩るメニューとなりました。
今後も、各地の名店、名料理人たちによる、その地域ならではの旬の厳選食材を使用したこだわりのメニューをご提供していく予定ですので、ぜひ、お楽しみください。
*夕食:17時以降の出発時間帯
高菜と小松菜を配合した香川特産の野菜。葉がある程度の大きさになると、外側の大きな葉から収穫するが、摘んでも摘んでも次から次へと新しい葉が出てきて、その1枚がとても大きい。地元の学校給食にも出るそうです。
● ミルク豆腐
● 葉牛蒡のきんぴら
● 讃岐牛アスパラ巻き胡麻ダレ焼き
● 蒟蒻土佐煮、竹の子、蕗、プチトマト、オリーブ、白魚
● 俵ご飯(ふっくりんこ/日本国産米)、味噌汁
1969年、福井県敦賀市生まれ。1989年から料理の道に進み、2007年に「二蝶」の総料理長、2009年に株式会社 二蝶の代表取締役となる。
1946年(昭和21年)に創業された『料亭二蝶』は、450坪もの広い敷地内に、13部屋からなる数寄屋風造りの空間で、風情を感じながら本格的な日本料理を堪能できる料亭です。また、2006年(平成18年)にこの建物の一部が国(文化庁)の登録有形文化財に指定されたということでも有名です。
〒760-0041
香川県高松市百間町7-7
TEL:0120-86-0220
www.2chou.jp