9種類の泉質と湯量の多さから「温泉のデパート」とも呼ばれる登別温泉。

その温泉街の奥にあるのが「望楼NOGUCHI登別」だ。“大人のプライベート空間”をコンセプトに掲げており、夫婦やカップルを中心に、遠方から足を運ぶ宿泊客も多い。「非日常を愉しんでもらうため、干渉しすぎない接客を心掛けています」とマネージャーは話す。照明を落とした玄関や個室の食事処など、共用スペースであっても、隠れ家にいるような雰囲気を味わうことができる。

部屋は全室50平方メートル以上の広々としたスイートルーム。落ち着いた和モダンテイストで、ゆったりと寛ぐことができる。大浴場と内風呂では登別温泉の象徴ともいえる硫黄泉を堪能。濃厚な硫黄の香りと乳白色の湯が、冷えた身体を芯から温め、日頃の疲れを癒やしてくれる。洗練された空間が生みだすゆとりある休日をここで過ごしたい。

豊かな自然に囲まれた十勝川温泉に立地する「十勝川温泉 三余庵」。館内に足を踏み入れると、ローズマリーやラバンジンなどを配合したアロマオイルがふんわりと香る。

丁寧に手入れされた手すき和紙の壁やテラスなど、部屋によって雰囲気が異なる全11室の客室には、温泉を引いた檜の内風呂または露天風呂を設置。天然保湿成分が多いことから「美肌の湯」と称される琥珀色のモール温泉を、客室で堪能できる。内風呂に加え、檜・モザイクタイルの2つの大浴場と、隣接する第一ホテルの大浴場も使用できるため、早い時間にチェックインして温泉を満喫するのもおすすめだ。また、地産地消をコンセプトにした会席料理も絶品。長期滞在の利用客には毎日違うメニューを提供するほど、料理の種類を豊富に揃えている。五感を研ぎ澄ませ、のびのびと羽を伸ばせる宿だ。