ペット・動物輸送の注意点(国際貨物)

輸送できる哺乳類の代表例

犬、猫が主な対象です。その他の動物については弊社までお問い合わせください。

お客さまご⾃⾝が航空機に搭乗する場合

航空機に搭乗時、ペットもお預けになられる場合は以下リンクから詳細をご確認ください。

国際線での動物輸出入について

さまざまな手続きが必要なため、ご予約につきましてはフォワーダー(航空貨物代理店)に直接お問い合わせください。

なお、検疫などの理由により輸送する宛先国によって必要書類や手続きが異なりますので、お客さまご自身で動物検疫所へ事前にご確認いただきますようお願いします。

一般的には以下の書類が必要です

  • 「動物輸送申告書(国際貨物)」(荷主さまより弊社へのご申告)
  • 「輸出検疫証明書」(動物検疫所発行)
  • 「予防接種証明書」(獣医師発行)

「動物輸送申告書」につきましては、お客さまにて内容を確認の上ご署名いただき、必要書類と合わせて航空貨物運送状に添付の上、ご提出いただきますようよろしくお願いします。

アメリカ宛 ペット(犬)のお預かりについて

⽶国CDC(アメリカ疾病予防管理センター Centers for Disease Control and Prevention)からの通達により、2024年8⽉1⽇以降アメリカへの⽝の入国条件が新たに追加されております。必ずご⼀読ください。

2024年8月1日以降アメリカに到着されるお客さま

条件(犬の月齢が6カ月以上であることや、その他必要書類の準備)を全て満たしていない犬はアメリカへの入国が認められません。最新の内容は以下のリンクより必ずお客さまご自身でご確認ください。

輸送制限

以下に当てはまる哺乳類はお預けいただけません。

生後8週間(56 日)以内の犬および猫

生後8週間(56 日)以内の犬および猫はお預かりできません。

短頭犬種

他の犬種と比べて高温に弱く、熱中症や呼吸困難を引き起こすおそれがあるため制限させていただいております。

制限されている犬種

以下23種の犬種は国際貨物の場合、年間通期お預かりできません。

  • アーフェンピンシャー
  • キング・チャールズ・スパニエル
  • スタッフォード・シャー・ブル・テリア
  • チン
  • ブルドッグ
  • ブリュッセル・グリフォン
  • ボクサー
  • マスティフ
  • イタリアン・コルソ・ドック
  • シーズー
  • チベタン・スパニエル
  • パグ
  • フレンチ・ブルドッグ
  • ペキニーズ
  • ボストン・テリア
  • ラサ・アプソ
  • キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
  • シャー・ペイ
  • チャウチャウ
  • ピット・ブル
  • ブル・テリア
  • ペロ・デ・プレサ・カナリオ
  • ボルドー・マスティフ
  • 上記⽝種以外は、類似した⽝種名やミックス犬であってもお預けいただけます。

輸送容器(クレート)の条件

お客さまの責任において、以下の条件を満たす輸送容器をご手配いただきますようお願いします。

1.動物が立ったまま方向転換したり、脚を伸ばして立ったり座ったりできる十分な大きさで、以下の目安を満たすもの。
(IATA Live Animals Regulations (LAR) Chapter 8–Container Requirementsに準ずる)

A = 鼻先から尾の根元までの長さ

B = 地面から肘関節までの高さ

C = 肩幅または最も広い点(いずれか大きい方)

D = 立ち姿勢での地面から頭頂部までの高さ

輸送容器(クレート)の条件

  • 長さ:A + 1/2B
  • 幅:C × 2
  • 高さ:E = D + マットレス等寝具の厚み
  • 短頭犬種では10%大きな容器が必要となる。
  • (抜粋) IATA Live Animals Regulations (LAR) Chapter 8–Container Requirements

2.原則として持ち運び用に作られたペットクレートであり、強固な材質のもの。

3.通気が十分にされる構造であるもの。

4.扉(蓋)がある場合は外側からロックが掛かる構造になっていること。

5.容器の留め具がある場合、しっかりと固定されていること。

6.破損がなく、隙間や継目から動物が逃げないような構造であること。

7.段ボールやソフトケースなど、係員が不適切と判断した場合は、ご予約済みであってもお引き受けできません。

  • (抜粋) IATA Live Animals Regulations (LAR) Chapter 8–Container Requirements

以下のケースの場合はお引き受けできません。

  • 段ボール箱
  • 衣装ケース
  • 蓋が段ボール
  • ソフトケース
  • 強度の低いプラスチック製
  • 上下の容器が補強金具で固定されており、万一ペットに異状が見られた場合、給水などの処置ができないケース

その他以下の条件も遵守ください

  1. 頑丈な容器:外装は外部からの押しつぶしや衝撃に耐える材質で作られていること。
  2. 十分なスペース:動物が立つ、回る、寝るなど自然な姿勢を取れるスペースがあること。
  3. 無毒な材質の容器:化学処理されていない木材など、有毒ではない素材を使用すること。
  4. 漏れ防止設計:漏れを防ぐ構造であり、容器が清潔に保たれること。
  5. 十分な換気孔:適切な換気孔が設けられ、容器内の空気が循環すること。
  6. 安全なドア機能:偶然にドアが開かない仕組みになっていること。
  7. 長時間輸送対応設計:12時間以上の輸送では適切な給餌や給水が確保されていること。
  8. 小型犬・猫への配慮:小型種のために特に換気や安全性が考慮されていること。
  9. 快適な床材:動物に不快感を与えない不浸透性の床材を使用していること。
  10. 適切な遮熱機能:容器内が暑くなりすぎないよう工夫されていること。
  11. 規則や法令を遵守していること:輸送に必要なすべての書類が添付されていること。
  12. 正確なラベル付け:送り主や受取人の連絡先が容器に分かりやすく記載されていること。
  13. 温度管理:保温時はカイロなどの危険物を使用しないこと。

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