NEW2020.9.5-6パラ陸上
第31回日本パラ陸上競技選手権大会が無観客で開催。今年度初の全国大会で好記録が続々と生まれました。
2017年6月10日(土)~11日(日)
集まったマイルを大会の運営や選手の強化費に使用させていただきました。
引き続き、ご支援よろしくお願いいたします!
2017年6月10日(土)、11日(日)、東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場にて「第28回日本パラ陸上競技選手権大会」が開催されました。
東京では初めての開催となった今大会には、史上最多の249名ものアスリートたちが集結しました。日本を代表する選手や成長著しい若手選手など、7月にロンドンで開催される「世界パラ陸上(世界パラ陸上競技選手権大会2017)」の日本代表選手も多数出場。幾多の熱戦の末に、4つのアジア新記録、24の日本新記録、そして54もの大会新記録が生まれる記録ラッシュとなり、きたる「世界パラ陸上」へ向けて、大きな弾みとなりました。
注目を集めたのは、今大会アジア新記録をたたき出した、北浦春香選手(T34/アシックス)と佐々木真菜選手(T13/東邦銀行)。
北浦選手は女子800mで2分37秒31をマークして優勝を飾ったほか、400mでも1分13秒76で優勝し2種目でアジア新記録を樹立。100mと合わせ3冠を達成しました。
一方の佐々木選手も、女子200mを26秒76のアジア新記録で優勝、400mは1分0秒19と、こちらもアジア新。400mのレース後には「59秒台を狙っていたので悔しい」としながらも、「世界選手権は初出場なので、まずは決勝進出が目標」と、力強く意気込みを語りました。世界パラ陸上代表に選出されている両選手がそろってアジア新記録を樹立。7月の本番へ向けて、自信を深めた大会となったはずです。
トップアスリートたちも圧巻のパフォーマンスを披露しました。
佐藤友祈選手(T52/WORLD-AC)は、男子100、400、800、1500mを制し4冠。うち400m(57秒44)、1500m(3分40秒81)は大会新記録でした。走り幅跳びは、男子T42クラスの山本篤選手(スズキ浜松AC)が6m38で優勝したほか、女子T11クラスでは高田千明選手(ほけんの窓口)が4m47の日本新記録を樹立しました。女子5000m(T12)は道下美里選手(三井住友海上)が19分42秒14で優勝しています。
このほか、ウインタースポーツのパラスノーボード日本代表でもある成田緑夢(ぐりむ)選手(T44/近畿医療学園)が、男子走り幅跳びで自己新記録の5m66、走り高跳びでは1m80を跳び、両種目で2位に入る大健闘。夏冬を通して跳躍系競技に強さを見せました。
JALネクストアスリートも大いに躍動しました。鈴木朋樹選手(T54/トヨタ自動車)は男子800mでスタート直後から先頭に立ち、後続をけん制しながらの冷静なレース運びで優勝(1分37秒17)すると、男子400mリレーも日本新記録(3分12秒57)で優勝。男子1500mでは2位(3分03秒82)に入るなど、昨夏の日本代表落選の悔しさをバネに重ねてきた努力がいよいよ成果として表れてきており、世界パラ陸上にも期待が高まります。
辻沙絵選手(T47/日体大大学院)は、女子200mで27秒74をマークし大会記録を更新。得意の400mでは目標の1分切りこそならなかったものの、1分0秒40でこちらも大会新。レース終盤の向かい風でフォームが乱れたことには「体幹の弱さが原因」と課題も明確な様子。世界パラ陸上でのメダル獲得を公言する辻選手の戦いに注目です。
芦田創選手(T47/トヨタ自動車)は今大会同種目で優勝(44秒91)を飾ったほか、男子走り幅跳び(6m87)、同三段跳び(13m53)も制して大会3冠。
前川楓選手(T42/チームKAITEKI)は今大会同種目で3m76の大会新をマークして優勝したほか、女子100mでも優勝(17秒49)を飾っています。
好記録が続々と生まれ、選手たちのますます飛躍に大きな期待が集まった今大会。これも皆さまの力強い後押しあってのこととお礼申し上げます。今後とも選手たちへの熱いご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
大会・遠征名 | スケジュール | 開催地 |
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WPA公認競技大会パラ陸上種目別記録会 | 2021年6月26日 | 駒沢オリンピック公園総合運動場 陸上競技場 |
車いすT52クラス日本代表選手強化合宿 | 2021年7月12日~7月16日 | 三重県鈴鹿市 |
立位 苫小牧合宿 | 2021年7月21日~7月28日 | 北海道 |