(公財)日本サッカー協会 参与
野田 朱美
AKEMI NODA
2011年、FIFA女子ワールドカップで、なでしこジャパン(日本女子代表)は優勝を成し遂げることができました。また2014年には、FIFA U-17女子ワールドカップにおきましても、なでしこジャパンを目指す若き選手たちが優勝に輝きました。
昨今の女子サッカーを取り巻く環境は大きく変貌を遂げています。しかしながら、中長期的に日本の女子サッカーを支えていく環境・基盤はまだまだ弱く、不足している部分があることも確かです。たとえば、FIFA女子ランキング1位であるアメリカの女子サッカー競技人口は200万人を超えると言われていますが、日本はまだ5万人にも達していません。長期的に女子サッカー界を支える基盤があるかというと、まだまだやれるべきことは多いと思っています。
2011年に日本に感動を届けてくれたなでしこジャパンが輝き続けるためには、次の世代、ユース世代の環境を整えることが不可欠です。本プロジェクトを通じて、将来のなでしこジャパンを目指す「なでしこのつぼみ」の選手たちを、ぜひ応援いただければ大変嬉しく思います。
最後になりましたが、本プロジェクトを通じてユース年代の選手たちをご支援いただく日本航空様、プロジェクトにご賛同いただけるサポーター、ファンの皆様、関係者の皆様に心から御礼申し上げます。未来を担うユース年代の選手たちへのご支援、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
サッカーなでしこジャパンの草分け的存在。読売サッカークラブ ベレーザ(現、日テレ・ベレーザ)に12年間在籍。日本女子サッカーリーグで優勝4回、全日本女子サッカー選手権大会で優勝2回、日本女子代表では国際Aマッチ76試合出場、24得点という記録を残している。引退後、日テレ・ベレーザの監督を務め、2012年に公認A級コーチライセンスを取得。現在も女子サッカーの普及に大きく貢献している。