2021年11月5日(金)~11月10日(水)
集まったマイルを大会運営の一部に使用させていただきました。
皆さまのご支援ありがとうございました。
2021年11月5日(金)~10日(水)、スペイン・バルセロナで「2021 ILCA7世界選手権大会」が開催されました。新型コロナウイルス流行のため、1年9カ月ぶりの世界選手権に参加した艇数は135艇、2フリートに分けて行われ、日本からは鈴木義弘選手(明治安田生命・早稲田大学)、瀨川和正選手(鳥取県スポーツ協会)と、一般参加の竹内修祐選手(パナソニック)の3名が出場しました。
1日目
選手たちがセールを上げるころには風もなくなり、長い陸上待機の末、2時45分にレース中止となりました。
2日目
午前中からレースを行う予定でしたが、この日も強い潮とうねりを伴うコンディションの影響で午後3時前にようやく出艇となり、両グループとも1レース行うことが出来ました。日本チームはこの難しい状況にも粘り強く戦い、瀨川選手が45位、鈴木選手が55位につけました。
3日目
昨日と同じ陸風で斜め後ろから大きなうねりと強い潮が選手たちを苦しめます。このコンディションで鈴木選手が1上マークを8位で回航した後は抜きつ抜かれつの展開となりますが、風がなくなりレースは不成立に。その後、レースエリアを移動して再開し、瀨川選手、鈴木選手ともに20番あたりで上マークを回りますが、またもノーレースになってしまいます。1日に2レースも不成立となりましたが、選手たちは気持ちを切り替えて明日のレースに臨みます。
4日目
昨日よりもエリアを北よりにして時間を早めたおかげで風も安定した様子。この陸風のなかで2レース、海風が吹いた午後に1レースの合計3レースを行い、予選が終了しました。瀨川選手は落ち着いた丁寧なレース運びでゴールドフリート入りを決めました。一方、鈴木選手は勝負を意識しすぎて外に行ったことが裏目に出てしまい、総合82位でシルバーフリートとなりました。
5日目
陸風のうちにゴールドフリート3レース、シルバーフリート2レースが行われました。ゴールドフリートに進出した瀨川選手は思うようなレースができず、総合52位まで順位を落としてしまいました。
6日目
天気予報が外れて朝から風がなく、午後に無念のノーレースとなり、今年度の世界選手権は終了しました。優勝したのはニュージーランドのトーマス・サンダース選手で、2位に14点もの差をつけての圧勝でした。
コンディションに恵まれず不完全燃焼ぎみではありましたが、久しぶりのレースで世界のライバルたちと大海原に繰り出せる喜びを感じられた大会となりました。
世界の荒波にもまれながら頂点を目指す日の丸セーラーたちに今後とも温かいご声援をよろしくお願い申し上げます。
〔2021 ILCA7 世界選手権大会 成績〕
52位 瀨川和正(鳥取県スポーツ協会)
26-25-17-14-26-54-(57)-50
73位 鈴木義弘(明治安田生命・早稲田大学)
38-20-31-(63)-46-20-6
134位 竹内修祐(パナソニック)
55-(67)-63-63-62-55-64
大会・遠征名 | スケジュール | 開催地 |
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420級世界選手権 | 2022年8月5日~8月13日 | ハンガリー・Lake Balaton |