

沖縄の原風景ともいえる琉球文化が今なお息づく小浜島。
素朴な景観と豊かな自然に触れながら、
「星野リゾート リゾナーレ小浜島」では極上の癒しのひと時を。
心洗われるような小浜島ステイをお楽しみください。
【レポーター】
日本トランスオーシャン航空株式会社
客室乗務員
西里 可南子
沖縄県 石垣島出身

「星野リゾート リゾナーレ小浜島」の施設内にある琉球スパでは、ハーブの香りに包まれたスパ棟で、まずはハイビスカスティーに黒糖を入れたウェルカムドリンクを。ここでは全室オーシャンビューのなか、「小浜島を体感」する様々なメニューを満喫できます。私が体験した「美ら島足浴」では、香り豊かな月桃の葉と長命草、そして赤色が美しい沖縄の花・サンダンカを入れた木製の足浴ボウルが用意されます。お湯が注がれた瞬間、細かく刻まれた月桃の葉と長命草が足を包み込む感触は、なんとも言えない心地良さです。その後、泡盛と石垣で採れた塩で足をやさしくマッサージ。続いて「バリニーズオイルマッサージ」では、好みのアロマオイルを選択し、心地良い香りに包まれて心身ともにリラックスできます。この上ない至福のひと時で、いつの間にか夢の中へと誘われていきました。
サトウキビ畑の中にまっすぐ伸びる一本道がシュガーロードです。サトウキビ畑を吹き抜ける風はとてもやさしく、思わず時が経つのを忘れます。サトウキビの収穫時期は12〜3月で、私が訪れた時は、次の収穫に向けて小さなサトウキビたちが植え付けされていました。視線をずらせば、周辺にはのんびりくつろぐ牛たちや、坂の向こうには青く輝く小浜港が見渡せます。ここは小浜島の主要産業である農業・牧畜・観光を体感できる場所でもあるのです。小浜島は起伏に富むため、自転車で周るのはちょっと大変ですが、この道を自転車で一気に下る快感はなんとも言えません。

島を巡る途中、ふと現れた小さな子ヤギ。はじめは道端の草を食べていましたが、こちらに気づくと、逃げることなく甘えるように近寄ってきました。旅の楽しみといえば、素晴らしい景色や人々と出会ったり、その地の食文化に触れることですが、生き物との出合もまた、訪問を歓迎されているようでとても嬉しいものでした。小浜島は一周16kmほどの小さな島ですが、多くの自然と人と動植物が調和して共に時を過ごしています。ここでは、「人間はひとつの生き物として地球上に存在しているに過ぎない」という、当たり前ながらも忘れがちな穏やかで謙虚な気持ちを取り戻させてくれます。
小浜島の西に位置する漁師町、細崎(くばざき)。晴れた日に幾重にも重なる海の色は、伝統工芸の「八重山ミンサー織り」の模様そのものです。そして目の前に見える大きな島は西表島。改めて自然の豊かさと壮大さを目の当たりにしました。この西表島と小浜島の間には「マンタウェイ」となっている細い海峡、ヨナラ水道があります。優雅に泳ぐマンタを想像しながらキラキラと輝く水面を見ていると、心が洗われていくように感じます。


小浜島でお世話になった「星野リゾート リゾナーレ小浜島」の客室は、ダークブラウンの家具で統一され、とても落ち着いた印象。そのため窓から見える緑豊かな木々とエメラルドグリーンやコバルトブルーの海の鮮やかさが一層映えて視界に飛び込んできて、その美しさに圧倒されました。普段はなかなか読書をしない私も、この大自然を感じながらの昼下がりには、思わず本を手に取りたくなりました。
広大なゴルフ場は起伏に富み、南国の植物が至るところに自生して、コースを進むごとに次々と変わる表情が目を楽しませてくれます。時にはジャングルのような道を進み、白黒模様の蝶・オオゴマダラが舞っていたり、孔雀が颯爽とコースを駆け抜けていったりと、まるでテーマパークに来たような楽しさ。カートの音に誘われたのか、全身に赤い羽根をまとった野鳥・リュウキュウアカショウビンも会いに来てくれました。コース内には小浜島の集落が一望できる場所や、グリーンの先にホテルの赤瓦屋根とオーシャンビューが広がる絶景スポットもあり、思わず息をのみながら南国色あふれるコースを堪能できます。


ゆっくりと夕日が落ちる頃、幻想的にライトアップされたプールサイドで催される「GALA WELCOME」へ。ラグーンから吹き抜ける風を肌に感じながらシャンパンをいただき、今日一日の旅を思い返すひと時です。小さな島とは思えないほどの動植物の豊かさ、人懐っこく手を振ってくれる島の子どもたち……日本にもこんな楽園があるのだ、と沖縄離島の魅力を再発見できたことを嬉しく思いました。
少し早起きをして、ビーチサイドの「朝焼けCAFÉ」へ。遠くではアカショウビンの鳴く声が聞こえ、ビーチのそばでは大きなカニも歩いていたりと、私のほかにも早起きをしている仲間がいて思わず笑みがこぼれます。日の出の少し前、早朝の澄んだ空気の中を大きく深呼吸しながらカフェの前のビーチに出ると、東の空がほんのり赤く染まり始めていました。海から吹き抜ける心地良い風に当たりながら朝日が昇るのを眺めていると、素敵な一日が始まる予感がします。「こんなにゆっくり朝焼けを見たのはどれくらいぶりだろう」と、いつも当たり前のように迎えていた朝を思わず反省。ビーチサイドのCAFÉで淹れたてのコーヒーを頂きながら、ゆっくりと過ごす朝の時間は、この上なく贅沢なひと時でした。

今回の小浜島の旅でとても印象に残っているのは、宿泊先としてお世話になった星野リゾート リゾナーレ小浜島でゆっくりと島時間を過ごし、自分自身を見つめられたことでした。小さい島ということをすっかり忘れてしまうほどの広大で美しい敷地内には、小浜島の自然を贅沢に残したゴルフコースやスパ、プール、プライベートビーチ、
カフェ、琉球の旬の食材が頂ける素晴らしいレストランなどがあり、心ゆくまでリゾートを堪能できる楽園でした。見聞を広める旅も大切ですが、自分自身を見つめ直す旅もまた良いものです。普段乗務するにあたり、お客様を大切に思う心、共に働く仲間を思いやる心を持つことが大切だと感じています。
そんな美しい心を持つために、私にとってこの小浜島は自分を見つめ直し、素直になれる大切な場所でした。
次回訪れるときは、ウィンドサーフィンなどのアクティビティーも体験してみたいと思います。

○大阪(関西)−沖縄(那覇)線は7月13日からの運航
○久米島−東京(羽田)線は7月13日から8月31日までの運航
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