はんつ遠藤プロフィール
1966年生まれ東京在住。早稲田大学教育学部卒業。テレビの番組レポートや雑誌記事の執筆、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリスト。 日本をはじめ世界20数カ国の料理を研究し、取材軒数は6,500軒を超える。「日経トレンディ」にてトレンドリーダーにも選出。
今回は福岡市へ2泊3日で行ってきました。
つい数か月前に第1回で福岡をやったばかりですが、あまりの盛況ぶりに、また戻ってまいりました。
前回は福岡県全体でしたが、今回は福岡市内のみ。
その分、ぎゅっと濃縮したウマウマグルメをご案内させて頂きます!
さて、今回も旅が、始まります。
魚は北海道などのイメージが強いですが、福岡も凄いです。
安い居酒屋さんですら、新鮮でとても美味しいお刺身が出てくることが多いです。
それを突き詰めると、こちらに行きつくわけです。
「こじま」。
場所は福岡市営地下鉄赤坂駅から徒歩約4分。天神からも歩けます。
その「こじま」のランチ「海鮮丼」が、今、凄い話題です。
赤海老、サーモン、かんぱち、鮪赤身、イクラ、玉子焼き、鯛、ホタテ貝柱...。
なんとこれで、800円!!安い!!
アボカドも入っているのは珍しいですね。カリフォルニア巻きみたいだ。
新鮮!!やはり九州です。醤油が甘い。これがワサビと相俟って、独特の甘辛ウマウマなテイストになるわけです。
魚は長浜の福岡魚市場から仕入れるそう。鮮度抜群のプリプリ感。大ぶりなカットも嬉しいですね〜。
温かい白飯は、熊本産「ひのひかり」を使用。やや固めに炊いていて、それが大ぶりな刺身と合います。
夜は近海の魚をメインにした刺身、焼き物などを提供する海鮮居酒屋に。
おいしかった!!!
ごちそうさまでした!!!
福岡の天神にある「水鏡天満宮」の東脇に、ちょこんとあるのが「博多名物うまかもん通り」。
ここが今、福岡のグルメ通の間で、とても注目されています。
その中から、一番手前にある「とり天 ルドゥー」へと向かいます。店名はフランスの建築家ルドゥーと、フランス語の鶏の鳴き声であるクックドゥードゥードゥーから名付けたそう。
ランチの「大分名物とり天定食」をオーダーしました。みそ汁、ご飯は、おかわり自由。
大きなとり天が6切れ!大分のスタンダードな食べ方は酢醤油ですが、こちらではポン酢醤油。
衣がやや厚くて、ややしっかり。若鶏のもも肉が柔らかくてジューシーですね〜。ボリュームもあって食べごたえあり。
ポン酢醤油には大根おろしと一味唐辛子なども入り、爽やかな酸味にほんのりピリ辛な味わいで、これもイイ!
冷奴や漬物もついて、大満足。
夜は大分県豊後大野市から直送の「豊の軍鶏(しゃも)」を使用した刺身盛、タタキ、塩焼きなども人気です。
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
福岡グルメ旅1日めも、夜になりました。
福岡の夜と言えば、屋台。
屋台は全国各地にありますが、そのほとんどは移動型。
もしくは、最近は屋台村のように、常設型も増えては、きました。
でも福岡の屋台は、違います。
福岡の屋台は、昼間は一定の場所に保管されていて、夕方になると、ぞろぞろと動き、そして夜になれば、歩道の一画にて明かりを灯します。
様々な地域に点在しているわけですね〜。
料理も、本当にさまざま。
ちなみに僕が行きつけの屋台は中洲川端駅あたりの「俵ちゃん」。
もちろんカウンターのみ。
いろんな一品料理がありますが、今回はラーメンを。
みなさんもお気に入りの屋台を見つけに繰り出してはいかがでしょう?
西中洲にある「藤よし」へ向かいます。この界隈は古くから料亭や割烹料理店が多い地。
「藤よし」も半世紀以上評判のやきとり屋さん。福岡では知らない人がいないとまで言われるほどの有名店。
初代の早川鴻之助さんは今でも2Fのカウンターで串を焼き、しかも仕込みまで自ら手掛けています。
僕は全国やきとり連絡協議会のアドバイザーであり、3月22日に大手町にオープンするご当地やきとりエンターテインメント施設の名誉館長ですが、今回はランチ狙いのため、串では無くて、お弁当のほうを。
キジ焼弁当 750円。
いただきましょう。いわゆる照り焼きなのですが、甘辛い艶やかなタレをまといつつ、香ばしく焼かれたそれは、適度な弾力と柔らかさがいいあんばいで伝わってくる仕上がり。正統派という言葉もぴったり。
ちなみに、キジ焼きといいますが、雉(きじ)じゃないです。鶏ですので。
いただきながら、早川さんとお話し。最初は「まるいち」という屋号だったのが、お兄さんがオペラ歌手の故、藤原義江にそっくりだったため、常連さんが「藤よし」にしなよ、と言いだし、変えたとか。へぇぇぇぇ!!
向かって右から2番目が早川さん。一番右がお兄さん。
今度はぜひ夜に伺いたいと思いました。
おいしかった!!!
ごちそうさまでした!!!
昨今は讃岐うどん全盛ですが、福岡は違います。そこには独特のうどん文化である「博多うどん」が。
地元で評判のうどん店へ行きましょう。
その名は「しん田」。駅で言えば、中洲川端駅と呉服町駅の中間あたり。
オープンして約5年。
外側にメニューが書いてあるのは嬉しいですね。やっぱりメニューと価格が分かると安心して入店できます。
店内はカウンター&テーブル。まさに、うどん店の正統派的な内装。
「肉ごぼう」をオーダー。うどんのゆで時間は17〜18分程度。全国的に見たらちょっと長めです。
そして登場、肉ごぼう!
ごぼう天は、福岡では定番の天ぷら。肉は牛肉。はんなり優しく炊かれています。
そして肝心のうどん。やや長めのゆで時間からも想像ができる、もっちりとした仕上がり。でも昔ながらの博多うどんよりは、わりとしっかり。筑後平野の小麦粉をメインに、北海道をブレンド。そのためにもっちりとした食感になるようです。
麺ももちろん旨いですが、この、ダシがとてもいい。真昆布と伊吹島のいりこのみで採った、クリアーでいて、滋味あふれる汁。
勉強になりました!
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
博多といえばラーメンは、外せない有名ご当地グルメ。昨今は塩や醤油など、トンコツ以外のラーメンも増えてきたとはいえ、主流はまだまだトンコツラーメン。でも、トンコツラーメン自体も、どんどん進化しているのです。
それを目の当たりに感じられる1軒が、こちら「海鳴」。中洲に2店舗めを出しました。
ご主人は大久保茂雄さん。福岡出身の方ですが、東京の有名店「凪」で修業を積み、こちらに戻ってからは「一幸舎」を経て、独立。
「とんこつラーメン」を頂きました。
これが、ありそうでいて、どこにも似ていないトンコツテイストなんですね。
「最初、トンコツ入れて炊いて、途中で鶏も加えて、そのうちトンコツを抜いて……」
相当のこだわりぶり。骨は割らないで入れるそう。そのほうが骨の良さを最大限に引き出せるとか。
「いわゆる重層型と呼ばれるトンコツスープを作りたかったんですよ。食べ進むうちにどんどん味が変化するようなトンコツ。そして最後に余韻が残るような……」
まさにそんなスープです!次々に部位の旨みが折り重なるような1杯。
麺は、修業先でもある「一幸舎」のほうから仕入れているそう。細いですがやや平打ちのしなやかな感じも従来の博多ラーメンと一線を画しています。
炙りチャーシューも、香ばしくて美味。
福岡のラーメンも、どんどん変わりますね。
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
今日は博多駅から福岡空港あたりを食べ歩き。
まず向かったのが、博多駅前3丁目にある「Linden Baum」(リンデンバウム)。
店内へと入れば、そこはまるでヨーロッパ。
19世紀のオーストリアを彷彿とさせる内装で、素敵なシャンデリアが癒しの空間を演出しています。
カウンター席に座れば、そこは重厚なるBARの趣き。
それでいて、ランチメニューを拝見すれば、「洋風ハンバーグ 880円」。
デミグラスソースのかかった洋風ハンバーグに、日替わりスープ(今日はコンソメ)、サラダ、パンまで!
ハンバーグには、ぎゅっと美味しさが詰まっています。コクはもちろん、やや甘めのソースの味わいのソースで、お子様から年配の方まで、幅広い層に人気がありそうなテイスト。
小学生の頃、祖父に連れて行ってもらったデパートの洋風レストラン。そこで初めて味わったハンバーグを思い出しつつ、食べ進みます。
都会の喧騒を忘れて、優雅なひととき。
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
JR博多駅直結の複合商業施設「JR博多シティ/アミュプラザ博多」。その9F10Fのフロアーに「シティダイニングくうてん」があります。美味しさと楽しさが共存したレストラン空間です。
その一画にあるのが「おでん 郷土料理 すぎのこ」。おでんと、九州の郷土料理が楽しめる和食店です。
「名物とうふ飯とおかもちおでん(すぎのこ名物)」を頂きました!
名物の、とうふ飯。おかもちの中には、大根、昆布、にんじん、ふくろ、ちくわ。そして、ごぼう天、厚揚げ、あじつみれ。
かつお、昆布、アゴ、いりこなどを使用した四段仕込みだそうで、あっさり風味。かつおの香ばしさが漂います。
とうふ飯も絶品。奈良産のほうじ茶で炊いた茶飯に、爽やかに甘辛く炊いた豆腐。
半分ほど頂いたら、柚子皮入りの出汁をかけてお茶漬けに。ふわりと柚子の香りを楽しみながらの和風出汁お茶漬けが、楽しめます。
アルコール類も各種揃っていますが、珍しいのは「珈琲焼酎 新黒(しんくろ)」。これが甘くなく、さっぱりとしていて、良質な珈琲の深みのある香りが。
博多発の、うまか焼酎でした!
おいしかった!
ごちそうさまでした!
いよいよ福岡グルメ旅もいよいよラスト。福岡空港へと向かいます。
最後のお店は、福岡空港前にある「白水」。今回、念願叶っての初入店です!
店内は思った以上に広く、カウンター、テーブル、奥にお座敷など。
もう40数年の歴史を誇ります。白水健一さんは二代目。
お、炭だ。備長炭。串焼きを頼めば、うちわでパタパタ。
正統派のやきとりの焼き方です。うちわで火加減を調節するのは、なかなか見られなくなりました。
やきとり登場!まさに周りがカリッと。中がジューシー。
つくね、とりみ、すなずり、ばら。
ポン酢醤油のかかったキャベツの上に載っているのが、福岡スタイル。
ゆずこしょうも。
ほかにもメニューが。はくすいギョーザ。
さらにメニューを拝見すれば、地どりやさい炒め、最後に焼きそば。
居酒屋さんなのでアルコール類もいろいろありますが、特に一興なのは、赤鬼の梅酒。
福岡のグルメ旅、大満足です!さあ、空港へと向かいましょう。
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
福岡の夜と言えば、屋台が連想されるかもしれませんが、今宵は、あえて、BARへと繰り出します。
場所は、福岡市営地下鉄天神駅より徒歩約3分。
「BAR 梅ノ香」。まさに隠れ家的とは、このこと。知る人ぞ知るといった趣きに、ワクワク感MAX。
扉を開ければ、照明を落とした癒しの空間。
オープンして10年目のオーセンティックバー。和服姿のオーナー、梅野裕子さんは、地元、福岡の出身。英国のオークションハウスであるサザビーズの学校を出た方です。モダン&アンティーク、しかも和洋折衷という面白さが活きています。
お酒も和洋折衷。カクテルやウィスキーのほか、本格焼酎もラインナップ。
バーテンダーさんも女性の方で、川口美穂さん。日本バーテンダー協会主催のジュニアバーテンダー技能協議会でシルバーを受賞したほどの腕前。
その川口さんに、春らしいカクテルをオーダーしたところ……
「あまおうのカクテル」。ラムがベースで、フレッシュオレンジジュースといちご(あまおう)を1個半〜2個入れて、ブレンダーにかけて作成。レモンジュースでも美味しいけれど、オレンジジュースのほうが優しい口あたりになるので特にオススメだそう。春に合いますね〜。
なにか、こう、真面目さと女性の優しさが光るBARでした。
みなさまも素敵な博多の夜を、ぜひ
2013年2月20日現在の情報です。料金等は予告なく変更になる場合があります。

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