はんつ遠藤プロフィール
1966年生まれ東京在住。早稲田大学教育学部卒業。テレビの番組レポートや雑誌記事の執筆、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリスト。 日本をはじめ世界20数カ国の料理を研究し、取材軒数は6,500軒を超える。「日経トレンディ」にてトレンドリーダーにも選出。
今回は大阪へ2泊3日で行ってきました。
羽田空港からJAL103便に乗れば、7時半に離陸して、もう8時40分には大阪(伊丹)空港へ到着してしまいます。そこから市内へは電車でも空港バスでも便利。
さて、今回も旅が、始まります。
北新地にランチタイムにとても狙い目な1軒があると聞き、訪問してみました!場所は堂島アバンザの南東方向。「仔牛」という屋号のお店です。
お客さんたちのお目当ては、ランチタイム限定の肉料理など。その中から一番人気の「特選牛ロースステーキ」をオーダー。オーストラリア牛のロースステーキは、なんと200g!
レアな焼き加減がたまりませんね。しっかりと食べごたえのある食感と、ジューシーさ。噛みしめるほどに、ビーフの旨みが、じゅわ〜、じゅわわ〜!
しかも、ごはん、お味噌汁もおかわりOK。サラダ・ドレッシングもおかわりできます。肉の焼き加減も変更可能。
「仔牛」はオープンして10数年。店名から焼肉店に間違われたり、ビストロ的な雰囲気のため、洋風なイメージもありますが、実は、夜は、れっきとした居酒屋さんなのです。お造りなどの海産物、肉料理など、様々な料理が楽しめます。
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
JR大阪駅の南側にある「大阪駅前第2ビル」に、ちょっと変わった飲食店があります。
夜はやきとり、牛タン、一品料理がメインの居酒屋さんですが、昼はちゃんぽん屋さんという、いわゆる二毛作の店舗。その名も「どんたく」。
その「どんたく」にランチタイムに訪問しました。
カウンターのみの店内に入れば、「ちゃんぽん」などとオーダーすることは無用です。なんせ、ちゃんぽんしかないのですから。黙ってすわれば、しばらくして出てくる、その潔さというか、分かりやすさも魅力のひとつ。
ベースのスープは、とりがら。それをじっくりと炊いた白濁スープ。ふくよかな甘さをも携えた、とろみのある鶏白湯スープは、継ぎ足さずにその日で使い切るため、臭みが無く、フレッシュな風味。野菜たっぷりなところも、ちゃんぽんの魅力ですねぇ。麺は、あえて、ちゃんぽん麺ではなく、やや太い中華麺を用いています。ややもちもちっとして、これもスープに合いますね!
完食すれば十分におなかいっぱい。そんな満腹感も魅力です。
おいしかった!
ごちそうさまでした!
「大阪駅前ビル」の中でも1970年に最初に誕生したのが「大阪駅前第1ビル」。その地下1階に伝説とも言われる有名な喫茶店が「マヅラ」。
店内は喫茶店というより、古き良き昭和の時代を色濃く残した、優雅というか、ゆったりとした雰囲気。
ぜひ味わってほしい1品が名物「カツサンド」です。 実は喫茶店「マヅラ」は、夜はBar「ジョニーウォーカー」と変身します。そして午後5時から味わえるのが、この名物「カツサンド」なのです。
厚切りの食パンはこんがりと、かつ、優しくきつね色に焼かれ、バターが塗られています。そこに、オーダーが入ってから揚げた、ジューシーな牛ヒレカツ。その間にクッションのように挟まれた、爽やかなレタス、玉ネギが。もし独立してお皿に載せられていたならば、それはれっきとした洋食としてのキチンとした料理になりえるレベル。
ちなみに「マヅラ」とは、店主の劉さんが10代の頃にインドネシアのマドゥラ島に旅行に行った際、地元の美しい女性と出会い、その思い出を大切にと名付けたとか。
歴史の良さも感じる素晴らしき1軒でした。
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
なんば駅を出て、「釜たけうどん」へと向かいます。この界隈は「裏なんば」と呼ばれ、個性的な飲食店がどんどんとオープンして、ちょっとした話題になっているところ。
一番有名なメニューは、竹輪と半熟玉子の天ぷらの載った「ちく玉天ぶっかけ」。今回もそれをいただこうと向かえば「ぜひ新作を!」と、ご主人の木田さん。
「きつねがり、です!」
きつねうどんに生姜(しょうが)の天ぷらが載るわけですね。
「きつねうどん」といえば、従来から大阪にある定番。そこに、生姜の天ぷら。紅生姜の天ぷらはあるけれど、生生姜を細めに切って天ぷらにするのは珍しいですね。サクサクっとした生姜の良さが残りつつも、揚げてあるので、食べやすいです。
油揚げはけっこう甘めに炊いてあります。それを、さすが大阪ならではのダシの効いたつゆと一緒に入れて、温めるため、つゆも甘めな仕上がり。
自家製うどんは、前日練りで、足踏み工程を経て作られ、中はもちっと、外はつるっとした仕上がり。
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
場所は道頓堀。ミナミを代表する、繁華街。この地で創業1965年の大御所、それが「味乃家」。
3代に渡ってファンという大阪のご家庭も多いみたい。また、場所がら、芸能関係の方も良く来られますね。
数ある定番メニューの中から「味乃家特選Bセット」を。
まずは「味乃家ミックスお好み焼」を作ります。豚肉、ミンチ、イカ、タコ、エビと具だくさん。「味乃家」のお好み焼きは、小麦粉がとても少なくて、むしろキャベツなど野菜がふんだんに入ってます。ふっくらとしていながら、具がたっぷり。小麦粉の量でごまかさない大盤振る舞いのお好み焼き。じゅじゅじゅ〜!っと焼けた香ばしさと熱々ぶりも最高。
次は「ねぎ焼き」を作ります。九条ねぎの甘みと牛すじの香ばしさ、そして玉子のまろやかさが一度にバシっと伝わる一品。
最後に「焼そば」も作ります。半熟の黄身と麺を絡めるようにして味わうのがポイント。むっちりとした麺と甘じょっぱいタレ、そこに玉子の甘みが加わって、これもイイですね。もう、十分に大阪粉もの文化を堪能できるセットでした。
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
大阪市南部のターミナル駅、天王寺、阿倍野。この界隈は、再開発が進み、どんどん新しい街並みへと進化を遂げています。再開発事業で誕生した「あべのポンテ」の1階にお目当ての「牡蠣 やまと」があります。
大阪では珍しい、牡蠣(かき)料理専門店。ご主人が「牡蠣好きが昂じてお店を始めた」というとおり、牡蠣に特化したメニューがずらり。
とはいえ、オイスターバーのような格式高い雰囲気ではなく、あくまで爽やかに、あくまで入りやすさを重視した作りが嬉しいです。
お酒にも相当、こだわっています。
まずは白ワイン&生がきを。生がきは岡山の日生(ひなせ)などから直送されます。日生といえば「カキオコ」(牡蠣入りお好み焼き)で有名な地で、もちろん牡蠣が高レベル。そのまま味わっても美味ですが、タレを、レモンやポン酢、にんにく醤油、サルサソース、わさび醤油からひとつ選ぶこともOK。
次は「かきステーキ」を。こちらはバター醤油かガーリック、岩塩、ポン酢などから味付けを選べます。もう、ぷるぷる!!
もう、牡蠣づくしで、笑みがこぼれまくりです!
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
本町駅から徒歩数分の「さつま黒豚食堂 川崎商店 本町本舗」へ。
店内はカウンター&テーブル席で、黒を基調とした落ち着いた作りです。昼間でもゆったりと食事が味わえますね!
店名からも想像がつくかもしれませんが、黒豚がメインの飲食店。鹿児島の鎌田養豚から高級豚である鹿児島産六白黒豚を一頭買いしているそう。
なので、夜のメニューでは、六白黒豚のしゃぶしゃぶかすき焼、溶岩焼がイチオシ。
そんな「川崎商店」ですが、実はランチも大評判で、「黒豚メンチカツ定食」の人気がものすごいです。
オーダーしたら、そこからメンチカツを揚げ始めます。作り置きではないため、熱々が味わえるのもいいですね〜。
きつね色に香ばしく揚がったメンチカツは、見ただけで美味しさが分かります。
玉ネギのみじん切りなども合わさって炒めてあるので、ジューシーさの中に程よい甘みと爽やかさも。上品な脂肪の旨みも感じます。
ソースも自家製。とんかつソースをメインに、ウスターソースでほんのり酸味を加え、しかもはちみつを合わせて甘めに仕上げる手の込みよう。
ごはんとお味噌汁、サラダもついて800円!
おいしかった!
ごちそうさまでした!
行列するのがあまり好きではないと言われ、行列店というのはあまり無い大阪でも、いつも行列しているお店のひとつが「ゴールド」。
しかもとてもハードルが高いです。土日祝はお休み。平日も臨時休業多数あり。営業時間も、なくなり次第終了。それでも、根強いファンは営業していたら「やった〜」と、行列に。創業してからすでに40数年。
メニューは「クリームシチュー+バターライス」(白)「ボルシチ+バターライス」(赤)の2種類のみ。
「赤」である、「ボルシチ+バターライス」をいただきました。
一口スープを含めば、トマトの酸味よりも優しい旨みと、爽やかな甘みが前に出てくる味付け。ビーフの香ばしくも柔らかい仕上がりは、あらかじめフライパンで焼いてから、キャベツや玉ねぎ、にんじんなどと一緒にコトコトと煮込んでいるからだそう。
お店を切り盛りするのは加納啓子さん。もともとは旦那さんとふたりで始めたそうですが、今はおひとりでお店を守っています。味にも加納さんにもファン多し。おひとりでなさっているので、臨時休業も多いそう。でも、たま〜に営業だけでもいいので、長く続けて欲しい大阪の名店でした。
おいしかった!!!
ごちそうさまでした!!!
いよいよ、最後の1軒。JALで大阪(伊丹)空港から羽田空港へと戻るには、大阪の北側の店舗が便利。ラストのお店は居酒屋さん!
阪急線十三駅から徒歩数分。淀川区役所の前あたりに「ちゃっぴー亭」はあります。
店内はカウンターと、靴を脱いであがるテーブル席。オープンしてもう27年だそう。ご主人の陣内雄一郎さんと奥様が仲良く切り盛り。
メニューはその都度、変わっていきます。「野菜をたくさん取って欲しいので、野菜を使った料理も多いですね〜」と奥さん。
ご主人が鹿児島出身、奥様が長崎出身という事もあり、特に焼酎に力を入れています。
一品料理は、あんかけじゃがいもまんじゅう、自家製焼豚(キムチ・もやし盛り)、蒸しぎょうざ。
そして〆は……うま辛カレーうどん。これが、うどん専門店を彷彿とさせる味わいで驚きです。かつおベースのダシに本格的なカレールウ。もちもちの杵打ちうどんもGOOD!
「ちゃっぴー亭」は居酒屋さんとしてではなく、定食やカレー、ちゃんぽんなどのみでもOKなのです。様々なシチュエーションで、ひとりでも大人数でも楽しめます。そして、総じて手作りの料理の良さが光っています。
おいしかった!!
ごちそうさまでした!!
大阪(伊丹)空港にある「喜八洲総本舗(きやすそうほんぽ)」の「みたらし団子」。本店は大阪・十三。創業が昭和23年。
「喜八洲総本舗」の特に凄いところは、空港内の店舗でも、実際に店頭でお団子を焼いて提供している点。オーダーすると焼き台に並ぶお団子たち。餅粉と米粉を絶妙なバランスで配合して、蒸し上げているそう。表面に香ばしく焦げ目がついたら、炙りは完成。それを特製のタレにつけて箱に入れたら、完成です。
お団子自体のもちもちな食感がたまらないですね!特製のタレも単に甘いだけではなく、コク豊か。実はこのタレ、北海道厚岸産の上質昆布でダシをとって、香川県産たまり醤油と白ざら糖を用いて作成するそう。
なんせ、コンセプトが「最高の材料を使い、手頃なお値段で手作りの味を甘党のお客様に!」です。おいしいし、しかも低価格!
なんと今回は、取材時に利用しているJALの大阪空港スタッフの方と記念撮影させていただきました!今年も、JALに乗って、日本各地のご当地グルメを取材してまいります。たくさんの“おいしかった”にご期待ください!
2013年1月21日現在の情報です。料金等は予告なく変更になる場合があります。

-
第10回 岡山編
岡山ご当地グルメ2泊3日の旅
岡山は食材の宝庫です。そんな幸せたっぷりの地で、グルメめぐりです!

-
第9回 秋田編
秋田ご当地グルメ2泊3日の旅
今回は、連携を結んでいるJALと三郷町の旅です。
- 第8回 北海道・函館編
函館ご当地グルメ2泊3日の旅
- 第7回 島根 出雲・松江編
島根ご当地グルメ2泊3日の旅













