
午後、奥の院へ向かった。樹齢千年を超える杉の巨木が立ち並ぶ約2kmの参道沿いに、織田信長をはじめ日本史を彩った武将たちの苔むした墓石が連なっている。その最奥に鎮座するのが御廟だ。
弘法大師は現在もここで深い禅定に入っており、参拝する人々に救いの手を差し伸べていると信じられている。
そのため、今でも1日2回、弘法大師のもとへ食事をのせた膳が届けられる。
日本の古都をめぐっているというドイツ人夫妻は、御廟の前に佇むと、見よう見まねで手を合わせ、「澄んだ空気の中で、宗教を超越した聖なるパワーを感じます」といった。そしてきっぱりと「この町の何もかもが美しい」とも……。
- 御廟では禅定中の弘法大師のもとへ、毎日、献膳が届けられる
- 高野山霊宝館では山内の寺院から集められた貴重な仏像や仏画などが見られる
- 胎蔵大日如来と金剛界四仏が安置された根本大塔内部
- 真言密教の根本道場として創建され、高野山全体の中心を成す根本大塔は、
弘法大師が最初に建立に着手した朱塗りの二層塔






















