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A WORLD OF BEAUTY

March 2013サンフランシスコ、カリフォルニア、アメリカ海に抱かれた丘の街から見下ろす青いサンフランシスコ湾は、市民も旅行者も魅了するサンフランシスコの代名詞。アルカトラズ島から見る海と街も絶景。アクセス羽田からJAL便でサンフランシスコへ。

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San Francisco, California, U.S.A. 空と海に抱かれた街、サンフランシスコアメリカ西海岸を代表する街・サンフランシスコは、毎年たくさんの観光客が訪れる世界的都市のひとつ。でも街を歩けば、ゆったり、のんびり。どこまでも自由で開放的な空気が流れていることに驚くはずです。その大きな理由は、街を抱くようにしてある海。抜けるように青い海と空を一望できる高台の街は、心地いい風とうつくしい光に溢れています。Photo by Yasuhito Dozono Text by Yuriko Kobayashi
海を見下ろす、丘の街。豊かな緑と、うつくしい海に囲まれたサンフランシスコ。ずっと憧れていた街を訪れたら、心ゆくまで街散歩を楽しもうと決めていた。でも、それはけっこう大変なことだと、歩き始めてすぐに思った。この街には、坂が多過ぎる。のろのろと坂を歩く脇を、「サンフランシスコ名物」と名高いレトロなケーブルカーがすいすいと上っていく。市内を縦横に走るケーブルカーに乗れば、街の風景を楽しみながら楽に移動ができる。名物が名物であるには、ちゃんと理由があるのだ。あー、もうダメだ、次のケーブルカーが来たらそれに乗ってしまおう。そう思って道路を振り返ると、眼下には青いサンフランシスコ湾が広がっていた。海なのに、「スカイブルー」という名がしっくりくるような透き通った青。それは水平線を挟んで本物の空とつながっているように見えて、どこからが海で、どこからが空なのか、わからないほどにうつくしかった。
海の恵み、太陽の恵み。サンフランシスコの街には、いろいろな乗り物が走っている。観光客に人気のケーブルカーや市内を縦横無尽に走る路線バス、加えて、地下や地上を走る「ミュニメトロ」という小型の列車も走っている。せっかくなので、海沿いを走る路線はないかとインフォメーションセンターで尋ねたら、「ミュニメトロのF線に乗ればいい」と教えてくれた。インフォメーションセンターの目の前にある停留所から海岸線へ一直線。そこから湾に沿うように列車は進む。海を眺めながら終着駅まで行くと、フィッシュ・マーケットが立ち並ぶフィッシャーマンズワーフに着いた。大きなカップになみなみと入ったクラムチャウダーに、真っ赤に茹で上がったカニやロブスター。F線は海を満喫するために作られたような路線なのだ。屋台でカニのサンドウィッチを包んでもらい、食べながら歩く。シーフードの屋台が途切れると、今度は野菜やフルーツを扱うファーマーズマーケットに出た。小ぶりな林檎をひとつ買って齧ったら、みずみずしくて力づよい、太陽みたいな味がした。
しあわせな朝食、光ある朝。目覚まし時計の設定よりずいぶん早く目が覚めたのは、カーテンの隙間から射し込む、強烈な光のせいだった。眠気も疲れも、何もかも一掃してしまうほど清潔感のある朝日。サンフランシスコの朝は、なんだかとても、希望に満ちている。「サンフランシスコに行ったら、早起きしなくてはいけないよ」と、忠告してくれた友人がいた。「人気のパン屋さんは、朝から大行列なんだから」と。 ホテルの朝食をキャンセルして、ダウンタウンを歩く。友人が言ったとおり、朝からにぎわっている店がちらほらとある。通りには香ばしいコーヒーの香り。パンを焼く甘い匂いを漂わせる店もある。そこそこ混んでいるコーヒーショップに入ると、たっぷりのシロップがかかったパンケーキ、山盛りのフルーツカップ、とろとろチーズのオープンサンド……。どのテーブルにも、おいしそうな匂いと、ゆったりした朝の時間が流れている。何を食べたか覚えていないくらい慌ただしい日本での朝食を思い出す。いったい何をそんなに急いでいるの。窓から射す平和な朝の光に、そう言われたような気がした。
自然が刻む、ゆるやかな時間。サンフランシスコ湾に斜光が射し、さっきまで紺色だった海面が薄紫、朱へと色を変えはじめた。東の空から、真っ赤な太陽の光がこぼれている。朝いちばんの、まっさらな太陽の光を浴びたくて、海へまっすぐ走るバスに乗りこんだ。広大なゴールデンゲートパークの脇を延々と走り、どん突きに出たら、そこにはうつくしい砂浜があった。「オーシャンビーチ」と呼ばれるその浜辺は、地元のサーファーたちのサーフスポットらしく、海に出た青年たちが、朝日を浴びて波を待っていた。太陽はゆっくりと昇り、薄紫だった海を黄金色へと変えた。海も空も浜も、その色はいっときとして同じではなく、徐々に強さを増す太陽が、次々と新しい色を乗せているようだった。鮮やかな色の移ろいはほんの数分のできごとだったけれど、そのどれもが、人が名前を与えられない、自然だけが生み出せる色だった。太陽が昇りきると、海はいつもの空色に戻り、ビーチにはさらに多くのサーファーたちが集まり始めていた。サンフランシスコの賑やかな一日は、こうして始まる。
「ささやかでも贅沢」を感じる旅。サンフランシスコ湾を背に、延々と続く登り坂を歩く。その脇を、観光客を満載したケーブルカーがすいすいと上っていくけれど、もうそれに飛び乗りたいとは思わない。疲れたら、振り返って、うつくしい海を見ればいい。今日は土曜日だから、フェリー乗り場の近くに大きなファーマーズマーケットが立つ日だ。そこでサンドウィッチを買って、海を見ながら食べよう。そのあとは、またF線に乗ってフィッシャーマンズワーフまで。夜は賑やかなチャイナタウンへ繰り出してもいいし、ゴールデンゲートブリッジを見に行くのもいい。毎日特別なことはないけれど、それが心地いい。サンフランシスコの魅力は、普通の日々を普通に過ごせること。その贅沢さを、旅行者にも分けてくれることなのだ。サンフランシスコに来て好きになった小さな林檎を、マーケットでひとつだけ買った。若い店主が「ナイス・デイ!」と言って包みをくれた。「ナイス・デイ」。それはこの街にこそふさわしい、すてきな言葉だと思った。March 2013San Francisco, California, U.S.A.
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