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A WORLD OF BEAUTY

紹興、中国「水の都」とも言われる紹興。大小の水路が街を流れ、旧市街には石畳が敷かれた風情ある街並みが残る。魯迅生誕の地としても有名で、その生家を今も見ることができる。アクセス成田、関西、中部、福岡ほか、各地からJAL便またはコードシェア便で上海(浦東、虹橋)へ。紹興へは上海市内から車で約3時間。

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Shaoxing, China銘酒が生まれる水の都、紹興。日本でもおなじみの紹興酒。中国では別名「鑑湖銘酒」とも呼ばれています。「鑑湖」は、紹興市のはずれにある川の合流地点。この鑑湖に流れ込む山の湧き水が、紹興が誇る紹興酒の源です。市内を縦横無尽にめぐる水路が美しいことでも知られる紹興の街。水路に寄り添うようにして、人々の暮らしがあります。銘酒を生んだ街は、人と水がともに生きる、美しい街でした。Photo by Yasuhito DozonoText by Yuriko Kobayashi
古き良き中国の風景を残す街。紹興と聞いて紹興酒以外のイメージを持てる人は、かなりの博識か、あるいは下戸だと思う。上海を訪れたとき、現地ガイドに「お酒は好きですか」と聞かれたので、胸を張って「ハイ」と答えた。「ならば明日、日帰りで紹興へ行きましょう。おいしい紹興酒が飲めます」。言わずと知れた紹興酒の名産地・紹興市は、上海から車を使えば3時間程度で行けるという。酒好きなら、行かない理由はどこにもない。歴史ある銘酒を生み出す街というからには、酒蔵が軒を連ねるレトロな街なのだろうか。そう勝手に想像を膨らませていたのだが、実際の紹興はビルや住宅が整然と立ち並ぶ、いたって近代的な街だった。上海などと比べると街の規模は小さく、そのなかの一角に「都昌坊路」という昔ながらの町並みを残した区画がある。明・清時代に建てられた古い民家と細い路地。街を縦横無尽に走る運河には笹舟のような足漕ぎ船が行き交っている。まるでここだけ時間が止まってしまったような空気。数百年前の中国の姿が、そこにはあった。
銘酒と美食三昧。おいしい街歩き。紹興は小さな街である。旧市街だけなら数十分でぐるりと歩き回れる広さだ。運河に沿って街をそぞろ歩くと、どこからかツンと鼻をつくにおいが漂ってくる。「これは臭豆腐のにおいです」とガイドが言う。臭豆腐とは納豆菌と酪酸菌で発酵させた漬け汁に豆腐をつけ込んだ伝統食。蒸したり揚げたりして食べられており、独特のにおいにがあってはじめはみんな驚いてしまうが、慣れてくるとハマる人も多いとか。「臭豆腐は紹興酒のおつまみに最高なんですよ」と勧められたので、年代物の紹興酒を安く提供してくれるというお店で8年ものの紹興酒と臭豆腐をいただくことにした。深い漆黒色の紹興酒はとろりとした舌触りでまろやかな口当たり。確かに、臭豆腐のクセをまあるく和らげてくれ、なかなかの相性だった。その他、こってりと煮込まれた豚の角煮など中国の家庭料理が並んだ。そのどれもが素朴であたたかく、紹興酒と同じく、やさしくて、まあるい味がした。文豪・魯迅の面影を探して、タイムトリップ。紹興酒と同じく、紹興の街の代名詞として知られているのが、中国が生んだ文豪であり思想家でもある魯迅である。魯迅は1881年に生まれ、18歳までを紹興で過ごしたという。紹興市内には魯迅が暮らした生家も一般公開されている。生家を訪れる人々が必ずといっていいほど立ち寄るのが、先ほど訪れた咸亨酒店。生家のすぐそばに店を構える1894年創業の咸亨酒店は、魯迅の小説『孔乙己』にも登場する歴史ある店なのだそう。紹興酒のカメがずらりと並ぶ店内は、観光客と地元の人とでいつも満員。紹興酒を手におしゃべりに興じる人々の姿は、魯迅が生きた時代と変わらないのかもしれない。百年以上前の人々の暮らしや、その面影を残す街。それが紹興という街の大きな魅力だ。
文豪・魯迅の面影を探して、タイムトリップ。紹興酒と同じく、紹興の街の代名詞として知られているのが、中国が生んだ文豪であり思想家でもある魯迅である。魯迅は1881年に生まれ、18歳までを紹興で過ごしたという。紹興市内には魯迅が暮らした生家も一般公開されている。生家を訪れる人々が必ずといっていいほど立ち寄るのが、先ほど訪れた咸亨酒店。生家のすぐそばに店を構える1894年創業の咸亨酒店は、魯迅の小説『孔乙己』にも登場する歴史ある店なのだそう。紹興酒のカメがずらりと並ぶ店内は、観光客と地元の人とでいつも満員。紹興酒を手におしゃべりに興じる人々の姿は、魯迅が生きた時代と変わらないのかもしれない。百年以上前の人々の暮らしや、その面影を残す街。それが紹興という街の大きな魅力だ。
水とともに生きる、紹興の暮らし。旧市街の運河沿いに沿ってのんびり歩くのは、紹興観光の醍醐味のひとつだと思う。ゆったりと運河を往来する船を眺めたり、水路の両側に立ち並ぶ民家で営まれる昔ながらの暮らしを垣間見たりするだけでも十分楽しい。水路沿いの家々からは水際に降りるための小さな階段がつけられている。ひと昔前まではそこで洗濯をしたり、鍋や野菜を洗ったり、ありとあらゆる水仕事をしたそうだ。紹興の人々にとってこの水路は、生活を支えるものだったに違いない。家の間を縫うようにのびる細い路地もいい。おじいさんやおばあさんが家の前に椅子を出して、日がないちにち、何をするでもなく座っている。ご近所同士でお茶を飲んだり、麻雀をしたり、とにかくのんびり気まま。どこまでもゆったりした時間が流れているのが、紹興のいいところだ。日暮れて、市街にある食堂の赤提灯に火が灯る。どこからともなく臭豆腐のにおいが漂ってきた。絶品の紹興酒と中国料理に舌鼓を打つ、にぎやかな紹興の夜が始まる。
変わりゆく街、忘れられない街。大学生の頃、中国をひとりで旅した。言葉がまったく通じず、終始びくびくしながらの旅だったが、何気なく食べた小籠包の美味しさや、人懐っこくてチャーミングな人々に惹かれた。それ以来、久々に訪れた中国。日帰りで歩いた紹興で、私はあの頃の気持ちを思い出していた。飾り気がなく、おしゃべり好きの人々、のんびりとした暮らし、素朴な家庭料理。紹興にはどこか日本の田舎町に似た、人の心を温かくしてくれる空気があった。紹興から車を3時間走らせると、巨大ビルが立ち並ぶ大都会に着く。ほんの少し足を延ばすだけで、これほど多様な表情を見ることができるなんて。中国とはやっぱり、おもしろい国だ。何度旅を重ねても、いつも新しい発見をくれる。それがこの国を旅する醍醐味なのだろう。June 2013Shaoxing, China
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