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A WORLD OF BEAUTY

July 2013 プラハ、チェコヴルタヴァ川に架かるヨーロッパ最古の石橋・カレル橋を望むストシェレツキー島。繊細なゴシック様式の橋と、プラハ旧市街の街並みを一望できるおすすめスポット。[世界遺産]アクセス羽田、成田からJAL便でパリへ。コードシェア便または他社便に乗り継いでプラハへ。

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Prague, Czech歩く美術館、プラハ。さまざまな時代や様式の建築が街のいたるところで見られるプラハ。その街並は「建築の博物館」とも呼ばれています。ローマ発祥のロマネスク様式を残す円形教会や大聖堂、カレル橋に代表されるゴシック様式。そのほかロココ様式やルネサンス様式など、さまざまな時代の建築様式を一度に見ることができます。プラハはヨーロッパの「美」が凝縮された、美しい街でした。Photo by Yasuhito DozonoText by Yuriko Kobayashi
幸運を呼ぶ橋を渡って、プラハ散歩。プラハの街の空気をゆったり、のんびりとさせているもののひとつにヴルタヴァ川があると思う。チェコで最も長いこの川は、南から北へとプラハの街を突っ切っている。そして川のあちら側は王宮、こちら側は旧市街と、川を境にして緩やかに街の空気が変わっている。プラハの観光ポイントとして名高いカレル橋は、このヴルタヴァ川にかかる橋のなかで最も古いものだという。橋には30体の聖人像が並んでいる。ひとつひとつ見上げて歩いていると、橋のなかほどに人だかりがしている銅像があった。「この像の足下の犬に触れると、幸運が訪れるのよ」。若いカップルがそう教えてくれた。夕日が傾くと、プラハの街に灯りがともりはじめた。カレル橋は人気の撮影スポットらしく、橋からの眺めをたくさんの観光客がカメラにおさめていた。きらびやかにライトアップされた王宮や教会。でも私は、やわらかい灯りがともされた旧市街の家々のほうにも心を奪われた。人間の営みから生まれる光は、ときにどんな装飾よりも美しい。
建築の博物館は歴史の博物館。プラハの街を歩くと、その建築物の美しさに驚く。パリ、ローマ、バルセロナ。ヨーロッパの他の都市でも数々の建築を見ることはできるけれど、プラハほど時代や様式に富んだ建築を見られる街はないのではないかと思う。街のシンボルであるカレル橋は、荘厳な装飾がほどこされたゴシック様式。旧市街への入り口に高くそびえる火薬塔は、ゴシックとルネサンスの両方の様式が取り入れられた珍しい建築。それらの様式はすべてイタリアやフランスから入ってきたものだけれど、この街にしっくり馴染んでいる。じつはプラハにはチェコ独自の建築様式があると聞いて、グランド・カフェ・オリエンタルが入っている「黒い聖母の家」を訪れてみた。切り子を思わせるような幾何学的なデザイン。すっきりとシンプルで洗練されたその建築は、キュビズム様式だそうだ。キュビズムは20世紀初頭にピカソやブラックが主導した芸術運動で、その様式が建築に用いられたのはチェコだけだったという。世界の美と、ユニークな美を併せ持つプラハの街は、ただ歩くだけでため息がもれる、美術館のような場所だ。
小さな路地の小さな暮らし。旧市街は、古き良きプラハの面影を残す場所だ。いたるところに石畳がしかれた小さな路地がある。ヴルタヴァ川の右岸には古い石造りの家があり、かつてのプラハの暮らしを残している。それぞれの家にある地下室は、以前は人々の暮らしのためのものだったが、今ではレストランやワインセラーとして利用されているという。古いものに手を加えながら、大切に使い続ける。この旧市街全体を含む歴史地区が世界遺産に登録されているのには、きちんと理由があるのだ。市内を走る愛らしいトラムに乗って、街をめぐる。目についた食堂をのぞくと、地元の人でにぎわっている。こういう店にハズレはない。あのテーブルの男性が食べているものと同じものをくださいと手振りでオーダーすると、シチューにパンが添えられたプレートが出てきた。このパンがおいしい。もちっとした食感で少し甘い。クネドリーキという蒸しパンでチェコの伝統料理だそうだ。パンとスープとシチュー。けっして豪華ではないけれど、素朴で温かい。これだけで十分幸せ。昼食のひと皿に、プラハという街の暮らしがありありと映し出されているような気がした。
素朴なヨーロッパを感じる旅。はじめてのヨーロッパ旅行にプラハを選ぶ人は少ないかも知れない。パリやローマ、ロンドン。ヨーロッパには魅力的な大都市が多く、中欧の小さな街に目を向けるのは、それらを回ってから、と思う人も多いだろう。じっさい、私がプラハを訪れたのも、ヨーロッパの各都市を旅したずっと後だった。でも、それでよかったと思う。プラハはどこから見ても美しい街だ。そこここに見るべき名所があって、きりがない。でも、ひとたび路地へ入ると、所々に普段着の人々の暮らしも残っている。中欧の街らしい質素で堅実な暮らし。少しシャイでも、打ち解けると温かい人々。ヨーロッパの他の都市よりも、ずっと近い距離で街を感じることができる。それがプラハの最大の魅力。ここでしか感じられない、なつかしいヨーロッパの空気なのだ。July 2013Prague, Czech
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