oneworld

  • Japan
使い方
  • ホーム

  • 国内線(航空券、予約、ホテル、レンタカー)

  • 国内ツアー(国内旅行)

  • 国際線(航空券、予約、海外、ホテル、レンタカー)

  • 海外ツアー(海外旅行)

  • JALマイレージバンク(マイレージ、マイル、無料航空券、FFP、特典、引換)

  • JALカード

[ ここから本文です ]

  • ツイートする
  • Facebookでシェア
  • mixiチェック
  • はてなブックマーク

A WORLD OF BEAUTY

April 2013 東京国立博物館、上野、東京、日本 春と秋に一般公開される日本庭園では、春にはソメイヨシノをはじめ10種類以上もの桜が次々に開花する。秋の紅葉も見事で、日本独特の自然美を感じられる。

ジャルパックおすすめツアーはこちらから

Tokyo National Museum, Ueno, Tokyo, Japan
江戸の風情を残す、上野の花園。いつも人で賑わう上野恩賜公園。東京国立博物館の北側に、ひっそりとした、でも風情のある庭園があることを知っている人はきっと少ない。それは当然といえば当然で、その庭園は春と秋の年に2回、それぞれ1ヶ月ほどの間だけしか人が入ることを許されていない「秘密の花園」のようなところなのだから。今、東京国立博物館が建っている場所は、かつて徳川家の菩提寺・寛永寺の敷地だったそうだ。本館北側にある庭園はそのころから残るものだ。庭園内には東京や京都などから移築された5棟の茶室が配され、茶会や句会が催されることもある。春、上野恩賜公園の桜が蕾を膨らませるころ、秘密の花園の扉は開かれる。数か月間、人が訪れることのなかった庭園の空気は、しん、と澄んでいて、すぐそばの公園の喧騒も聞こえない。大きく膨れた蕾がところどころほころび、春の近さを知らせている。江戸の世から、この地に春を運び続ける桜たち。ときを越えて、今年もまたうつくしい春を届けてくれるのだ。
桜のある街、季節を感じる生活。ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤエベニヒガン、エドヒガンにギョイコウザクラ。秘密の花園には、10種類以上もの桜が次々と花を咲かせる。均整のとれた5枚の花弁をもつソメイヨシノは、「桜」の代名詞。さわやかな香りを放つオオシマザクラは白い花。幾重もの花弁をもつ八重のヤエベニヒガンは淡い紅色でエレガント。枝垂れのエドヒガンは風格と風情がある。ひとくちに「桜」と言っても、形も香りも違う。少しずつ時間を違えて咲く桜は日々その数を増して、私たちは季節の足音を聞く。ああ、今年も春が来たね。口々にそう言い合うとき、頭上にはいつも桜の木があって、ひらひらと薄紅色の花びらが舞っている。そうやって、私たちは一生のうちのすべての春を、桜とともに過ごしていく。4月、電車の窓から外を見ると、街のいたるところが淡いピンクに染まっている。春のその風景に何度勇気づけられたかわからない。それくらい、桜のある風景は無条件に希望に満ちている。桜が咲くやいなや、待ってましたとばかりに花見に繰り出す日本の文化は、今も昔も変わらない。季節を指折り数えて、春の到来を喜び合う。そんな風習が日々の暮らしに根付いているのは、なんて豊かなことなのだろう。
都心で感じる、穏やかな春。人でごったがえす上野駅から、びっしりとお花見用のシートが敷かれた上野恩賜公園を通り、東京国立博物館へ。秘密の庭園は今日もちらほらと人がいるくらいで、お弁当を広げる人も、声高におしゃべりする人もいない。みなめいめいに、桜を見上げながらゆっくりと歩いている。遠くから見ると、淡いピンクに見える桜の花。でも近くでしっかり見てみると、白いもの、緑がかったもの、紅に近いもの、種によって個性があることがわかる。「あの緑のはギョイコウですね」と、年配の紳士が指差して教えてくれる。「ギョイコウですかあ」と言って、まじまじと見る。緑と黄色とピンクが混じったような、不思議な色合いの桜だった。「あ、あれはオオシマですね」。桜博士は次から次へと新しい桜の名前を教えてくれたけれど、結局ひとつかふたつくらいしか覚えられなかった。庭園をひとめぐりして、また入口に戻ってきた。さきほどの桜博士が桜を見上げて、立っている。「春が、来たんですねえ」。そう言って、桜の道をふたたび歩きはじめた。穏やかな風が吹いて、まだきれいな桜の花びらをひらひらと舞わせた。東京の街に、今年も春が、希望の季節が、めぐってきたのだ。April 2013Tokyo National Museum, Ueno, Tokyo, Japan
  • A WORLD OF BEAUTY 壁紙
  • JAL FLEET CALENDAR ART CALENDAR

ページのトップへ

  • ホーム