2011年11月8日、業績発表をいたしました。
発表にあたっての社長挨拶の概要を掲載させていただきます。
(社長の大西が代表してご挨拶させていただいております。)
本日はお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。
本日私からは、平成24年3月期 第2四半期連結業績の概況についてご報告させていただきます。
プレスリリース「平成24年3月期 第2四半期連結業績の概況」をご覧ください。
当第2四半期は、グループ連結売上高が5,998億円、営業費用につきましても、コスト削減が功を奏し、4,936億円、営業利益が1,061億円、経常利益が1,031億円、四半期純利益が974億円となりました。
日本航空 社長
大西 賢
震災の影響が残る中、弊社は、東北地方への臨時便運航や、国内外需要向上施策等を確実・迅速に実行に移してまいりました。また、夏季休暇の長期化・分散化と円高の効果という環境下、日本発の観光需要が回復基調に転じたことや、年度当初から行っている機材のダウンサイジングによる供給座席数の削減、人件費や燃油費等の各種費用の徹底的な削減、部門別採算制度の活用による採算意識の向上等が寄与したものと考えています。勿論、JALグループ社員全員が、早期の再生に向け、必死に汗を流し、努力をしてくれていることが大きく寄与していると認識しています。
今後の我が国や世界の経済環境は、震災の影響や円高、ギリシャの財政危機に端を発したヨーロッパの経済不安、タイの水害の影響等、経済の更なる下振れも懸念されております。これまでも、私たち航空会社はこのようなイベントリスクに常にさらされてきました。
景気の不透明感が増している状況ではございますが、上場を目指す企業として、更生計画上の営業利益目標(757億円)を上回る新たな目標水準として、売上高11,500億円、営業利益1,400億円という業績見通しを発表させていただきました。
これからも安全運航をしっかり堅持しながら、どのような経済状況においても、確実に収益をあげることのできる企業を構築してまいります。
本日は業績報告の場ではありますが、ボストン線就航記念運賃、それとボーイング工場見学ツアーについてもご報告させていただきます。
弊社は成田=ボストン線を、来年2012年4月22日に新規開設することを決定し、今年5月27日に発表させていただきました。ご存じのとおり、成田=ボストン線は、新規機材である787で運航し、弊社の最長路線であるニューヨーク線に次ぐ長い路線を787が担うこととなります。
この度、成田=ボストン線の開設に先駆けて、成田−ボストン路線に関する特別運賃を、明日(2011年11月9日)から来年(2012年)1月一杯の期間限定で発売します。
また、ジャルパックは、12月14日から18日の間、ボーイング工場見学ツアーを催行することといたしました。ツアーでは、787のモックアップ(実物大の模型)見学に加え、弊社に引き渡される予定の787の実機も見学することができます。このほかにも、737や767、777の製造ラインも見学いただくことができ、20名ほどのお客さまをお迎えしたいと考えています。
私からは以上でございます。ありがとうございました。