2011年10月12日、定例記者会見を実施いたしました。
会見での社長のメッセージを掲載させていただきます。
本日はお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。
私からは2点、ご報告させていただきます。
1点目は、足元の旅客輸送実績について、
2点目は、サービスの強化について、
でございます。
まずは、8月の旅客輸送実績と、9月の速報値についてご報告させていただきます。
先週、8月の輸送実績を発表させていただいておりますが、今年は需要喚起策の一つとして、お盆期間を中心としたピーク期間も、全ての路線で夏休み先得割引運賃を設定して、多くのお客さまにご利用いただきました。その結果、国内線における8月の利用率は71.8%となりました。前年が69.5%でございましたので、前年を上回るご利用をいただきました。国内線の利用率については、6月より対前年実績を上回っている状況でございます。震災の影響から回復しているということを実感しております。
国際線につきましては、まだ海外からのインバウンド需要の回復が充分とは言えません。利用率は前年実績を僅かに下回っている状況でございます。前年との利用率の差をご説明したいと思います。国際線については、ずっと前年を下回っていますが、4月に16.5ポイント下回っていたものが、5月は9.9ポイント、6月は6.9ポイント、7月は5.2ポイント、8月は3.1ポイントとなっており、徐々に回復してきております。
9月の速報値でも、国内、国際ともに夏休みの好調な傾向を維持しております。引き続き、きめ細かい運賃の施策と、予約コントロールによる収益の極大化を図っていきたいと考えております。
日本航空 社長
大西 賢
次に、サービスの強化についてご報告させていただきます。
弊社は9月1日より国内線・国際線の全路線・全クラスにおいて、世界最高峰のおいしいコーヒーのご提供を始めさせていただきました。これは弊社がプレミアムエアラインとしてお客さまにご満足いただけるよう、「おもてなしの心」で最高のサービスをご提供したいという想いから、具体的に実現させたサービスの一つでございます。
機内でのドリンクサービスは、お飲み物のご提供に留まらず、客室乗務員がお客さまに接してコミュニケーションが図れる場と考えております。今後も弊社の「おもてなし」として、世界最高峰のコーヒーをはじめ、高品質なドリンクサービスの無料でのご提供を継続していきたいと考えております。
またサービスの開始は若干先の2012年の夏ということになりますが、国際線の機内において高速インターネット接続サービスを開始することを先月発表させていただきました。
お客さまがお持ちのノートパソコンなどの無線LAN対応している機器・端末にて、現地の観光情報などを閲覧したり、ビジネスでご搭乗いただく際には、メールの送受信なども可能です。機内で日常の生活と変わらないインターネット環境をお楽しみいただけることになります。日本発着の欧米線より開始し、対象路線は順次拡大していく予定でございます。
今後も、フルサービスキャリアとして、お客さまが期待されるサービスを、お客さまが期待される以上の品質で、ご提供していきたいと考えております。
以上です。