JAPAN AIRLINES

定例記者会見

2011年2月28日、定例記者会見を実施いたしました。
会見での社長のメッセージを掲載させていただきます。
(社長の大西が代表してご挨拶させていただいております。)

日本航空 社長
大西 賢
 
 

お忙しいところ、また雨の中、朝早くからお集まりいただきありがとうございます。

本日、私からは4点ございます。

まずは、先日、当社ホノルル便でおこしてしまいました航空事故の件、次に、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズの路線開設の件、3つ目に1月度の収支概要、最後に747-400とA300-600Rの退役、の以上4点をご挨拶のなかで述べさせていただきます。

最初に、ご報告とお詫びを申し上げます。去る2月11日(日本時間)、当社ホノルル便において、ホノルル空港へ向けて降下中、風の急変による揺れにより、1名のお客さまが重傷、数名のお客さまが軽傷となる事故をおこしてしまいました。お怪我をされたお客さまに対しましては、大変申し訳なく思っております。この場を借りて深くお詫びを申し上げます。
現在、米国国家運輸安全委員会(NTSB)による当事例の原因調査に、全面的に協力をさせていただいております。安全については、JALグループの安全憲章として、安全運航が当社グループの存立基盤であること、そして社会的責務であることを強く謳っております。
安全の追求については終わりが無く、飽くなき追求をすべきものと強く認識しております。
今後とも、万全の対応を行っていくことをお約束させていただきます。

続きまして、去る2月20日、アメリカン航空の羽田=ニューヨーク線、ブリティッシュ・エアウェイズのロンドン線が開設されました。これにより、ワンワールドアライアンスの羽田からの国際線は計12路線に拡大し、アライアンスとしては最大の規模となりました。
昨年10月末に当社もサンフランシスコやパリ、シンガポール、バンコク等を新規開設しましたが、多くの路線で8割以上の利用率を維持しています。また、バンコク線、シンガポール線については、当初、競合他社も合わせると供給過多ではなかろうかと思われましたが、いずれも多数のお客さまにご利用いただいている状況です。加えて、地方から羽田の国際線に乗り継ぐ、またはその逆の動きのお客さまが順調に伸びているなど、羽田の利便性の高さを改めて感じている次第です。
更に、4月からは当社とアメリカン航空との間で共同事業を開始します。今回のアメリカン航空の羽田=ニューヨーク線の就航により、ニューヨークへは、「アメリカン航空の羽田発が朝、JALの成田発が昼、アメリカン航空の成田発が夕方」と分かれており、選択肢を拡充することで、より多くのお客さまのニーズに応えられるのではないか、このように考えています。
これからもサービス品質の高さを誇るワンワールドアライアンスのパートナーとともに提携関係を強化しながら、お客さまにより良いサービスをご提供し、お客さまに選ばれる航空会社を目指してまいります。

3点目でございます。1月度の経営状況についてですが、日本航空インターナショナル単体ベースにおける財産評定後の営業利益の概算値は、60億円の営業黒字になりました。航空事業の構造上、一般的に冬場は需要が減少する時期であることに加え、不採算路線の整理による事業規模縮小により、売上げは前年対比で減少するものの、コスト削減策等の着実な実行により黒字を確保できました。

また、グループ連結においては、73億円程度の営業利益を確保する見通しです。引き続き、徹底的な費用削減や営業努力を積み重ね、営業利益の確保に努めてまいります。

最後に、当社の747-400型機がいよいよ明日で完全退役します。2009年7月末のクラシックジャンボの退役と併せ、ジャンボと言われる機材は当社から姿を消すこととなります。クラシックジャンボの導入が1970年、747-400の導入が1990年、これまで日本の高度成長を支え、日本経済や文化の発展を見守ってきたジャンボですが、今回の完全退役でその役目を終えることになります。

明日はハワイからの国際線の到着便と、那覇からの国内線の到着便がほぼ同時刻に到着します。到着後、ささやかながらセレモニーを催したいと考えていますので宜しくお願いいたします。

加えて、A300-600R型機についても3月26日に退役を迎えます。A300-600R型機は、JAS時代に導入され、国内初就航は1991年7月でした。以来約20年間、羽田と地方空港を結ぶ空路を担ってまいりました。

今後は、燃費効率の良い機材である中小型機を中心に小型化多頻度運航を徹底し、運航コスト等の費用を最小に、そして収益が最大となるような経営体制の確立に注力してまいります。

険しい道のりは続きますが、会社再建に向け一層の努力をしてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

私からは以上です。

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