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JAL's スピリット

第4回-2

岩越 宏雄(Iwakoshi Hiroo)

日本航空株式会社 貨物郵便本部 貨物路線部

岩越 宏雄(Iwakoshi Hiroo)

ジャンボフレーターと共に

2010年11月1日朝、フランクフルトから飛び立ったボーイング747貨物専用機(ジャンボフレーター)が成田に到着。多くのJALグループスタッフに迎えられたこのフライトは、1959年から開始した50年強にわたる自社フレーターの最終フライトでもありました。

旅客機では、機体上部はお客さまがご搭乗される客室、下部は貨物が搭載可能な貨物室となりますが、ジャンボフレーターは機体上部も貨物室となり、一度に100トン強の貨物を輸送できます。
航空貨物の歴史の中でも、ジャンボフレーターはその登場によって大量輸送が実現され、高度成長期であった日本経済の発展と共に活躍してきた重要な機材です。

1986年に入社して以来、24年強にわたり貨物部門で働いてきた私は、一般的な航空貨物である、電子・自動車部品、半導体など日本からの企業貨物や、マグロ、ウナギ、マンゴーといった生活に密着した海外からの生鮮食品にも携わりました。一方、ジャンボフレーターならではのF-1、コンサートといった「イベント器材」や、競走馬、イルカといった「生体」など、特殊な輸送にも多く関わる機会を得ましたが、その中でも特に強い印象として残っているのが「天体観測望遠鏡」の輸送です。

1990年1月、新しく貨物営業担当となった私は、前任者からその年の夏に非常に難しい案件として「天体観測望遠鏡」輸送の引き継ぎを受けました。この輸送に求められたのは、出発地から到着地へ無事に輸送するといった一般的なものではなく、機体に搭載した天体望遠鏡により航空機の運航中に天体観測を行う、という驚きの内容です。

お客さまに伺ったところ、夏の時期に南北のルートで“かに”星雲の動きを定点観測するということで、成田発シドニー向けのフライトで実施することが決定。天体望遠鏡自体はジャンボフレーターの上部貨物室に搭載可能となったものの、電子望遠鏡のため運航中の機体から電源を取る必要があるなど課題は山積みでしたが、整備など関係部門と調整を密に行い、各種の課題をクリアし輸送当日を迎えることができました。

準備は綿密に行ったものの、フライト中にトラブルが発生しないだろうかとの不安を抱える中、天体望遠鏡を搭載したジャンボフレーターは成田を出発、無事シドニー経由で成田へ戻ってきました。
後日、結果についてお客さまに伺ったところ、観測は無事成功、その観測結果に関する論文が業界で発表されたとのことでした。

様々な思い出を残してくれたジャンボフレーター、その最後のフライトを目の当たりにすることはできませんでしたが、当時の赴任地“上海”で見た銀色に輝くJALCARGOの機体は一生忘れることはないでしょう。

JALCARGOは自社フレーターを運休することとはなりましたが、時代と共に変化する多種多様なお客さまニーズにお応えしていくため、今までの経験も活かし、グループ一丸となって取り組んでまいります。

ジャンボフレーター上部貨物室への貨物搭載

上部貨物室の内部

赴任地“上海”にて機体はポリッシュドスキンという表面仕上げで銀色に輝く

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