ボーイング747(ジャンボ)といえば、1988年の入社以来、最も身近な存在であり、いつも当たり前のようにそばにいた飛行機でしたので今回の退役を非常にさみしく思っています。
いま、日本航空で運航しているジャンボはすべてボーイング747-400(ダッシュ400)という、ジャンボのなかでは後期に導入された機体です。
ダッシュ400は1990年に日本航空に1号機(JA8071)が導入されて以来、日本航空の顔として20年近く大空を飛び続けてきました。
このジャンボに関する思い出はたくさんありますがそのなかでも最も記憶に残っているのは、1994年、大阪で国際線の販売に携わっていたときに担当し、添乗させていただきました大阪国際空港(伊丹空港)国際線の最終便となったチャーター便です。
1994年9月3日に国際線の最終便として伊丹空港を出発、グアムへ向かいます。
そこで数時間滞在した後、今度は開港初日の関西国際空港(関西空港)へ初便として早朝6時に到着する行程でした。
お乗りいただいたお客さまは、パスポートをお持ちになって出発するものの、グアムで入国することなく、同じ飛行機に乗ってトンボ帰りで帰国される旅程です。
お客さまは普通の海外旅行とは違い、まさに「ジャンボに乗って関西空港開港をお祝いしよう!」と集まってくださった方々です。お祝いムードを盛り上げるため、定期便とはひと味違うフライトにするぞ!
と当時の大阪支店の若手が中心になり準備を進めました。
その中で、機内ではあまり前例のない機内結婚式が開催されました。
また、今いくよ・くるよさんも応援に駆けつけてくださり、和気あいあいとしたお祝いムード溢れる楽しいフライトとなりました。
ご搭乗いただいたお客さまには新しく開港した関西空港から今まで以上に世界にお出かけしていただき、世界を見ていただきたいという願いを込めて日本航空オリジナル双眼鏡、「世界を見太郎」をお配りいたしました。テレビ局も取材に来てくださり、機内の楽しい雰囲気はお茶の間にも届けられました。
多くのお客さまに愛されご利用いただいたジャンボは間もなく退役しますが、私の心のなかでは、子供のころ、伊丹空港の滑走路エンドで目を輝かせて見ていた当時の姿そのままにいつまでも飛び続けていきます。
ご利用いただきましたお客さま、ありがとうございました。そしてジャンボ、ありがとう!

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