ここから本文です

TRAVEL COLUMN

トラベル×グルメコラム 2019.01 パリ(フランス) 〔エッフェル塔〕1889年のパリ万国博覧会のために建てられたパリのシンボル。いつも混雑しているので、インターネットで展望台への時間指定チケットを事前購入しておこう。 © Paris Tourist Office - Photographer : Marc Bertrand

宝石のような愛らしさのマカロンを、花の都パリで

渡辺 裕希子=文

 今も昔も世界中の旅人を魅了してやまない花の都、パリ。名だたる芸術作品や歴史的建造物を鑑賞したり、洗練されたファッションに見とれながらシャンゼリゼ大通りを歩いたり。「あれもやりたい、これも見たい」とつい欲張ってしまい、気がつけば疲れてぐったり。そんな時には、街角のパティスリーに立ち寄ってみてはいかがだろう。パリは、味はもちろん、見た目も麗しいスイーツの宝庫。職人こだわりのチョコレート、焼きたてのマドレーヌなどあれもこれもと欲張ってしまいそうだが、なかでも目をひくのがマカロン。もともとは素朴な伝統菓子だったが、20世紀半ばに老舗洋菓子店が、2枚の生地でガナッシュを挟む現在のスタイルを考案したとされている。淡いパステルカラーとコロンとしたフォルムは、宝石のような愛らしさ。パリにはマカロンの名店が集中しているので、食べ比べてみるのも楽しいだろう。

 元気を取り戻したら、セーヌ川のクルージングに出かけよう。川沿いには複数のクルーズ会社があり、ほとんどは予約なしでふらりと乗船可能。パリの街を縦断するように流れるセーヌ川沿いには、ルーヴル美術館やオルセー美術館、ノートルダム大聖堂、エッフェル塔など、数え切れないほどの名所が建ち並ぶ。青空の下で建築物や橋をじっくりと眺められる日中のクルーズか、きらめくイルミネーションを堪能できる夜のクルーズか、どちらを選ぶかは難しい選択。一番のおすすめはその両方を味わえる夕暮れの時間帯で、空の色の移り変わりとともに表情を変え、色気をまとっていくパリの街に吸い込まれそうになる。船を降りる頃には、すっかり陽が落ちて夜の顔に。艶やかに光る石畳の道を歩いて、行き着く先は美食のレストランか、はたまた夜間も開館している美術館か。パリの1日は、まだ終わらない。

〔マカロン〕色とりどりのマカロン。イチゴ、チョコレートなど多彩なフレーバーが楽しめる。 © Paris Tourist Office - Photographer : Amélie Dupont

〔セーヌ川〕セーヌ川の風に吹かれるロマンチックなクルーズ。コース料理やワインが楽しめるクルーズ船も。 © Paris Tourist Office - Photographer : © Sarah Sergent

 

バックナンバー

  • 2018.12 奄美大島
  • 2018.11 フィジー
  • 2018.10 マカオ
  • 2018.09 プエブラ/メキシコ
  • 2018.08 コタキナバル/マレーシア
  • 2018.07 イスタンブル
  • 2018.06 ペルー
  • 2018.05 ベトナム
  • 2018.04 レイク・デカポ/ニュージーランド
  • 2018.03 小豆島(香川)/日本
  • 2018.02 Hong Kong 香港
  • 2018.01 グラナダ/スペイン