
宮島を対岸に望む、小高い丘にひっそりと佇む純和風旅館が、今回の宿「庭園の宿石庭」だ。その名の通り、背後の経小屋山と美しく溶け合うように考えられた庭園が、山水画のように見事な風景を作り出す。
12部屋の客室はそれぞれ趣きの異なるしつらえで、ひとつとして同じものはなく、客室の他にも、ライブラリーやお茶を楽しむ小部屋など、様々なスペースが用意されている。敷地内を散策しながら、自分だけの秘密の場所を見つけるのも楽しい。庭を望むお気に入りのスペースを見つけ、宿泊の度に日がな一日過ごす常連客も少なくないという。
実はこちらの宿を展開するのは、100年以上の歴史を持つ「あなごめし」の老舗店だ。宿で供される食事にも、主人の強いこだわりと地元食材への思いが感じられる。瀬戸内の旬の食材を艶やかに仕上げた和食は、前菜の一品目から目と舌を楽しませてくれる。 遊び心溢れる純和風旅館で、心癒されるひと時を過ごしたい。


Tel:0829-55-0601
広島県廿日市市宮浜温泉3-5-27
- 料金:
- 28,500円〜(1泊2食付き/税・サ・入湯税込み)
※料金は客室タイプや希望の過ごし方、食事内容による。
広島空港から車で約2時間(広島市内からは約40分)
(上)庭園を望むラウンジで特製の和菓子をいただきながらチェックイン
(左)新鮮な穴子料理はもちろん、春には筍や山菜などの山の幸も多く並ぶ。ひと手間もふた手間もかけた料理には定評がある。
(下)独立・メゾネットタイプの客室「安庵」
Photo by Tomoaki Okamura


