
十勝の地に僅か11室の宿「三余庵」が誕生したのは、今から7年前のこと。そう聞くと、こちらを訪れたことのある方は少なからず驚くようだ。なぜなら、温かく柔らかなもてなしが開業間もなく話題となり、リピーターはもちろん旅館関係者が視察する姿が後を絶たない名宿として知られているからだ。
十勝川温泉は開拓当時、訪問客のため開拓者によって開かれた。十勝を中心とした北海道の食材を取り入れた夕食。料理長の吉田真二さんは、地産地消が騒がれるずっと以前から、地元の食材と旬にこだわってきた。素材を活かすために数多くの手間をかけて作られた品々からは、吉田さんのやさしさが伝わってくる。心温まるもてなしの心は、当時の精神が受け継がれた賜物なのだ。時を経て、北海道を代表する温泉となったその泉質は、美容効果の高い植物性のモール泉。茶褐色の透き通る湯が玉のように肌を滑る。
湯を浴び、十勝の食材をふんだんに使った心温まる夕食のもてなしを受けるころには、すっかり寛いだ自らの表情に驚くだろう。五感すべてがリラックスする、長居したくなる宿である。


Tel:0155-32-6211
北海道河東郡音更町十勝川温泉南13
- 料金:
- 30,450円〜(1泊2食付き 2名利用の1名分税・サ込み)
とかち帯広空港から車で約30分(空港からの無料送迎あり。要予約)
(上)人気の高い朝食は和・洋から選択できる。
(左)十勝を中心とした北海道の食材を取り入れた夕食。料理長の吉田真二さんは、地産地消が騒がれるずっと以前から、地元の食材と旬にこだわってきた。素材を活かすために数多くの手間をかけて作られた品々からは、吉田さんのやさしさが伝わってくる。
(下)全室スイートタイプの客室で源泉掛け流しの温泉が付く。世界でも珍しい美肌の湯を思う存分楽しみたい。
(下)窓の外には圧倒的な自然が描き出す十勝の原風景が。
Photo by Tomoaki Okamura


