
食材豊富な奈良県で1975年の誕生以来、正統派フレンチを提供し続けている、一軒家レストラン「ル・ベンケイ」。
レストランは舞台という言葉がよく似合う華やかな店構えだが、そこには訪問客を緊張させない、柔らかな空気が流れている。
こちらの店で開店以来オーナーシェフを務める奈良県出身の尾川欣司さんは「平城京の食文化を支えてきた奈良は、大和牛を始め、柿などの果物や大和野菜と、食材に恵まれています」と語る。レストランの近隣に設けた自家菜園の野菜を使う一方で、料理によっては、フランス食材も取り入れる。大和の食材とフランス食材を融合させ、オリジナルの一皿を作り上げているのだ。
「素材の味を最大限に生かすことが私の役割と思っています」。スローフードにも造詣の深いシェフのとっておきの逸品を堪能しに、ぜひ訪れていただきたい。

Tel:0743-53-3588
奈良県大和郡山市北郡山町276-1
- 料金:
- ランチ6,930円〜/ディナー13,860円〜
(写真の料理はカルトからの一品)
(上)「大和牛のグリエ 季節の野菜を添えて」は、奈良県産食材をふんだんに使用したLe BENKEIのスペシャリテ。下に敷かれているのは10年熟成された味醂と赤ワインのソース。
(左)マンゴーと柿のピュレが色鮮やかな「ブルターニュ産オマールのサラダ」。付け合わせのリンゴのジュレの下には自家製のカブが隠れている。
Photo by Tomoaki Okamura


