
由布岳の麓。凛とした空気に思わず深呼吸をする。森の中に古民家のような離れが数軒ぽつりぽつりと佇んでいる。
こちら「おやど 二本の葦束」は、豊かな里山での静かな時間の流れを楽しめる宿として愛されている隠れ家だ。敷地内には、10棟の離れが点在し、築200年の欅の家を移転改築し客室にしたものなど内装やテーマはそれぞれ違うが、どれも宿泊客を温かく包み込む柔らかな空気に包まれている。
今回紹介するのは、今夏誕生した芥子色をした離れ「烏兎庵」だ。最小限に抑えた電球色の間接照明が穏やかな時を演出する、まさに茶室にいるような静かな滞在が叶う一棟だ。
この地に宿を作った理由は、湯布院で最初に朝日が当たる場所だからという。肌に心地よい作務衣を纏い、縁側に腰掛け朝日を浴びる。さて、今日は何をして過ごそうか。

Tel:0977- 84-2664
大分県由布市湯布院町川北918-18
- 料金:
- 23,250円〜(烏兎庵は34,800円〜)
- ※客室により料金が異なるため、詳細は要問合わせ。
JR由布院駅より車で10分
大分自動車道湯布院インターより5分
(上)敷地内で採れた山菜と地産の食材で作られた朝食。野の花の箸置きが可愛らしい。この宿に泊まるときは、朝の時間を大切にしたい。
(左)オーナーが、値段ではなく、「心地よいか」という基準のみで選ばれたという内装品。「高いものが必ずしも素晴らしいものとは限らないでしょう」とオーナーの橋本りつ子さんは微笑んでいた。
Photo by Tomoaki Okamura


