
パリを拠点に常に挑戦し続けるミシュラン一つ星のシェフ、吉野建さんが、芝公園そして汐留に続き、昨年秋に出店したのがこちら「レストラン タテル ヨシノ銀座」だ。東京・銀座は、言わずと知れたフレンチ激戦区。今や世界の美食家が集う銀座で、吉野シェフが新たに提案するのは、「洗練」。伝統的フレンチの手法を重んじた完成した料理のスタイルは変えず、盛りつけやアレンジの仕方で、軽やかに変身した一品が、従来のファンをも改めて魅了している。
吉野シェフが絶大な信頼を寄せるこちら銀座店の嘉藤貴士シェフによるプレゼンテーションは、一見シンプルで軽やかな印象を与えるが、口にした瞬間、骨太で力強い味が広がる。一本筋の通ったフレンチだ。揺るぎない伝統とモダンを巧みに融合させたという料理の数々は、前菜からデセールまで常に「新しさ」「クリエイティブ」を発信し続ける銀座の街を強く意識しているという。
もちろん、吉野シェフのスペシャリテ(写真)も変わらぬ味で健在だから、オープンからわずか1年で幅広い年代層の顧客を抱えるというのも頷ける。
東京・銀座 タテルヨシノ銀座![]()
TEL:03-3563-1511
東京都中央区銀座4-8-10 PIAS GINZA12階
料金:ディナー10,000円〜
アクセス:東京メトロ銀座駅より徒歩1分
(左)スペシャリテの「豚足のファルシ あさりとフォアグラ添え」。こちら銀座店ではファルシにさいまき海老を巻き込む。
(上)ティラミスをイメージし、球状の飴細工のなかにマスカルポーネを詰めた斬新なデセール「シュクル マスカルポーネのクリームとエスプレッソの香り、ティラミスをイメージして」
(下)晴海通り沿いの見晴らしの良いビルの上層階フロアに天井高7mと開放的な空間が広がる。窓際には、テロワをイメージしたモダンアートも。


