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ようこそ日本のファーストクラスへ。
より上質な空の旅を求めるならば、座り心地のよさは欠かせない。理想的なシートとは何か、どうすれば上質な座り心地が得られるのかを追究したのが、新しく設定された国内線ファーストクラスのシートである。
「家に帰ってお気に入りのソファーに身を沈めた瞬間、ほっとしますよね。あの寛ぎの感覚を目指しました。」と語るのは、日本航空・整備本部のシート開発者。
「座面の広さ、背もたれの角度、クッションの厚みや形状。座り心地のよさは、それらの微妙なバランスの上に成り立っています。どれかひとつを変更すると、また調整の必要が生じる・・・・・・その繰り返しでした。人間工学に基づく数値データは重要ですが、それ以上にとにかく実際に座ってみて改善点を探しました。理論だけに頼らず、お客様の気持ちになることが何よりも大切なんです。」
JAL国内線ファーストクラスは、一機にわずか一四席のみ。前後の座席間隔は約130センチ、一席の占有スペースは国内最大となる。「しかし」と、日本航空・整備本部のシート開発者は語る。「ただ座席がゆったりしているだけでは、今までのものと変わりません。いかにプライベートな"個の空間"を作り出すかが、我々の大きな課題でした。
例えば、隣席との間の肘掛けが共有のカクテルトレーになっている場合がありますよね。使い終わったおしぼりや飲みかけのコップをちょっと置いたりするスペースが共有って、何となく気になりませんか? お互いに気も遣ってしまいますし。」たどり着いた答えは、"共有空間をなくす"ということだった。
センターコンソールを設けて各席の空間を確保し、カクテルトレーや肘掛けを完全に専用にした。「機内でありながら"自分だけの空間"にいる……自宅のリビングや書斎で過ごしているイメージです。ですからテーブルも木目調の大きなものにしました。」
「個の空間」は、思い思いに過ごせる「個の時間」をも創り出しているのだ。
「お食事の内容やお出しするタイミング、お客様の視点から何が一番心地好いかを考えました。」そう話すのは日本航空商品・サービス企画部の機内食担当者。
JAL国内線ファーストクラスで、一番の目玉は夕食の時間帯に提供している有名レストランとの提携メニューだ。「時間の短い国内線でフルコースは気忙しくなってしまいますし、ご搭乗の前後に会食というお客様も多いことでしょう。そこで、量は多くなくとも上質な一皿をと、レストランや料亭に監修をお願いしました。」こうした試みは初めてのこと。
限られた空間・時間の中で提供可能なメニューを考案してもらい、作り方の指導を受け、その店の味を再現できるまで何十回と試行錯誤を繰り返した。もちろん食材も指定されている。監修店は1ヵ月のローテーションで、メニューは10日ごとに変更。料理に合わせてシャンパーニュやワイン、日本酒など、月替わりの“厳選銘酒”も用意している。「ちょっとした美味しいお料理とお酒をいただくと、優雅な気分になりますよね。また、9時〜17時の間にご提供している“おすすめスイーツ”の選定にもこだわりました。」
甘いものがお好きな方はぜひ、こちらも召し上がってください。
「飛行機に乗るまでの煩わしさを極力抑え、ご搭乗前からゆったりとした気分になれるサービスをと考えています。」そう語るのは日本航空商品・サービス企画部の担当者。日本航空国内線ファーストクラスでは、空港に着いた時から「ゆとり」がある。中でも羽田空港では、JMBダイヤモンド会員・JGCプレミア会員専用の「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」を利用できる。
国内初、ラウンジ内に保安検査場を備えた新しいスタイルで、混み合う保安検査場に並ぶことなく、チェックインカウンターから直接ラウンジへの入室が可能だ。
「『ダイヤモンド・プレミアラウンジ』ではプレミアムビールをはじめとするお飲み物や、早朝には焼きたてのパンもご用意しています。また、プライベート感が保てるようソファごとにパーティションを設けました。」
伊丹空港、福岡空港、新千歳空港から出発の際は「サクララウンジ」の利用となる。
これまでは一般の保安検査場を通らなければならなかったが、ファーストクラス導入便の就航に合わせて、福岡空港では四月より、新千歳空港では六月より、伊丹空港では七月より、羽田空港と同じくチェックインカウンター横に専用保安検査場を設けて直接ラウンジへ入室できるようになった。「保安上、空港の混雑が避けられないこともあります。私たちはそこから生じるストレスを無くしていきたいのです。また、機内へのご搭乗を優先してご案内し、お手荷物返却も最優先で行っています。」
上質な時間を創り出すためには「ストレスフリー」がキーワード、なのだ。
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