JAPAN AIRLINES

第6回
航空豆知識
Q, 飛行機にはどんな種類があるか?

 
A,  皆さんは前回のフライトで乗った飛行機がどんな形をしていたか覚えていますか?  現在、日本航空では複数の飛行機を使用しています。今回は、皆さんの空の旅がもっと楽しくなる飛行機の種類の見分け方について、ご説明しましょう。
 飛行機を見分けるときの最も重要なポイントは、飛行機の心臓ともいえるエンジンの個数と、取り付け位置です。飛行機のエンジンは筒のような形をしていますから、まずその筒が飛行機のどこに、いくつ付いているかを探してください。
Image1 一番特徴的なのは、JALのマークがある垂直尾翼にエンジンが付いている機種です。これは全部で3基のエンジンをもつDC-10型機もしくはMD-11型機です。MD-11はDC-10の後継機で、主翼の先端に「ウィングレット」と呼ばれる小さな翼が付いていることで、DC-10と区別ができます。ともに座席数が300席ほどで、中型機に分類されます。
 次に、左右の主翼の下にエンジンが1基ずつ付いているのが、双発機と呼ばれる種類です。この双発機にはボーイング737、ボーイング767、ボーイング777型機などがあります。このうちエンジン前面の吸い込み口がおむすび形をしているのがボーイング737で、座席数100席ほどの小型機です。ボーイング767とボーイング777は、いずれも中型機に分類されますが、ドアの大きさと、ドアが付いている位置で区別します。主翼の上の部分の胴体に、他より小さめのドアが付いているのがボーイング767。同じ大きさのドアが片側に4つずつ付いているのがボーイング777です。
Image2 そして、主翼の下に片側2基、計4基のエンジンが付いている飛行機が「ジャンボ」の愛称でおなじみのボーイング747型機になります。このボーイング747には、「在来機」と呼ばれるボーイング747-100、-200、-300と、最新のコンピュータが数多く搭載された「ハイテク機」ボーイング747-400があります。国際線の場合、ボーイング747-400には主翼にウィングレットが付いているので、それによって在来機と区別できますが、国内線ではウィングレットが付いていないので、見分け方が難しくなります。エンジンの型でも区別できますが、もう少し簡単に見分けるコツをお教えすると、前から2番目のドアの下にオレンジのラインがあるのがボーイング747-400です。
 日本航空では、私たち整備士はもとより、お客様にも飛行機に愛着をもっていただけるよう、登場当時、MD-11型機を「J-BIRD」、ボーイング737型機を「フラワージェット」、ボーイング777型機を「スタージェット」と呼び、さらに1機ずつに、それぞれ鳥、花、星座の1等星の名前を付けていました。今度のフライトで、皆さんを目的地までお連れする飛行機に名前が付いていたら、ぜひ名前を呼んであげてくださいね。


Phot   時刻表
「ヤイロチョウ」の名前が付いたMD-11型機「J-BIRD」。 ボーイング777-200型機「スタージェット」。この飛行機の名前は「シリウス」で、操縦席の近くの機体に星座の絵が描かれています。
写真提供:JALフォトサービス
日本航空月刊誌『Agora』1998〜2003年掲載