oneworld

  • Japan
使い方
  • ホーム

  • 国内線(航空券、予約、ホテル、レンタカー)

  • 国内ツアー(国内旅行)

  • 国際線(航空券、予約、海外、ホテル、レンタカー)

  • 海外ツアー(海外旅行)

  • JALマイレージバンク(マイレージ、マイル、無料航空券、FFP、特典、引換)

  • JALカード

[ ここから本文です ]

  • ツイートする
  • Facebookでシェア
  • mixiチェック
  • はてなブックマーク

コックピット日記

「コックピット日記」は4人の機長が毎月交替で、パイロットに関する話や日常の乗務で出合ったこと、ちょっとした役立つ情報などを、読者の皆さまにお届けするエッセイです。

Captain118 旅立ちの前に文=南雲 恒昌(ボーイング767機長)

 四月になり、新しい年度が始まりました。皆さまや皆さまの御家族にも新しい生活をスタートされる方がいらっしゃると思います。今回は私たちコックピットクルーが行う、航空機が離陸する前の準備、いわゆるプリフライト(飛行前準備)について、お話ししたいと思います。
 767型機での国際線の場合、機長と副操縦士はおおよそ出発の九〇分前に出社して、準備を開始します。これを「show up」と呼んでいます。まず最初に乗務する航空機の型式、エンジン、客数、使用するスポットなどを確認します。その後副操縦士とともに、プリフライトブリーフィングを始めます。お互いの体調を確認した後、運航管理者が作成した飛行プランに直近の気象情報を加え、安全運航を第一に、航路、高度、燃料を吟味し、お客さまにとって快適で効率的なプランを検討します。こうして作り上げたフライトプランにサインをして、スポットに向かいます。
 機内では整備士との打ち合わせを最初に行ったのち、客室乗務員との合同ブリーフィングを行います。ここでは当日のフライトプランの再確認と、天候が悪くシートベルトを着用しなければならない時間帯などの情報共有を行い、安全の確認と機内サービスがスムースに行われるように指示を出します。


空の写真  この後、外部点検を含め、改めて機材の保安点検を行い、荷物を含めた最終的な重量と客数を確認してドアを閉めます。その後地上のスタッフより、航空機に接続しているインターホンを通じて、「Aircraft is ready for push back」と連絡があります。管制官に連絡して、駐機場を移動する管制承認を得ると出発です。エンジン始動の最終チェックを行ない、いよいよ飛行機が動き出します。 
私たちの仕事は「いつもと変わらない」ことが大切です。いつもと同じように安全で、同じように快適で、同じ時間で到着する――。
 そのための準備には、機長や副操縦士だけでなく、運航に関わるすべてのスタッフがそれぞれの現場で、旅立ちの前に万全の確認をしています。航空会社で働く一人として、新しい旅立ちのお手伝いができたら、大変嬉しく思います。

日本航空 月刊誌『AGORA』より(2003年から連載中)

  • ホーム