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コックピット日記

「コックピット日記」は4人の機長が毎月交替で、パイロットに関する話や日常の乗務で出合ったこと、ちょっとした役立つ情報などを、読者の皆さまにお届けするエッセイです。

Captain123 コックピットの窓文=崎濱重男(ボーイング787機長)

秋を迎え、私たちJALボーイング787の乗員も新しい路線就航に胸を躍らせています。
 従来のボストン、サンディエゴ、シンガポール、北京に加え、七月からヘルシンキ、デリー、そして九月からはモスクワ、サンフランシスコ、一二月はシドニーとバンコクに就航を予定しています。ぜひこの美しい季節に新しい機材への御搭乗を心からお待ちしています。
 私たちが担当するJALボーイング787は、低燃費などによる低運航コストと騒音低減などによる環境への配慮を最大の特長としています。開発時のコードネームは「7E7」とされ、「E」はEfficiency(効率)またはEconomy(経済性)を表していたといわれています。例えば低燃費に関しては、ボーイング767と比較して20%向上すると試算されていますが、実際の運航では、目的地までの距離や気象や重量などの諸条件により変化すると考えられます。


写真  さてお客さまから、「787をほかの航空機と見分けるポイントがあれば教えてください」と聞かれたことがあります。787には外観で他機とは違う大きな特徴、例えば主翼の長さや形状、エンジンなどいくつかありますが、今回はスポットなどでお客さまをお迎えする状態、つまり近くで見られる機体の正面から見分けるポイントをお話ししたいと思います。
 まず見た目で違いがよくわかるのは、コクピットの窓が四枚になっていることです。767や777は六枚の窓ですが、787は機体がひと回り大きい777並みの前方視界を確保しようということで、大型の曲面窓を採用して四枚となりました。前述の計画に基づき、設計当初は空気抵抗の低減を狙って窓の汚れを取るワイパーを廃止する方向で考えられていましたが、夏期の日本では多くの虫が発生し窓が汚れることを考慮し、ウインドウォッシャーとワイパーが従来の機材と同じように採用されています。しかし飛行中の空気抵抗を考え、ワイパーの停止位置を車のように横に寝かす形ではなく、地面と九〇度、つまり縦置きに変更されています。お客さまによってはスポーツサングラスのように見えるかもしれません。
 その他複合素材による一体成型により、リベット(鋲)の数も少なくなり機体正面もツルンとしています。空港にいらしたら、ぜひJALボーイング787の美しい姿をご覧になってください。

日本航空 月刊誌『AGORA』より(2003年から連載中)

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