

福岡県
今年から仕事でアメリカはアリゾナ州で生活することに。母子家庭で母と二人三脚で生活して来た私にとって、初めて親元を離れる。幼い頃から旅行が最大の贅沢だった私の夢は、写真で見たグランドキャニオンに母と行くことだった。大人になって何度か誘ったが、勿体ないからいいよ、の一点張り。何という巡り合わせか、初めての赴任先があの憧れの街であった。ついに母を連れて来た。日本とは全く違う広大で果てしない絶景を助手席で眺めながら母は静かに泣いていた。とうとう来たね、ありがとう、これで見納めだ、と呟いていた。違うよ、これからも会いに来るんだよ、ゴールデンウィーク、少しだけ頼もしい姿で迎えられるように頑張るね。

愛媛県
ただいま計画中の私の行きたい場所、それは台湾東部です。ずいぶん前に台北で買い求めた絵葉書。それは、これ以上ないほどの快晴のもと、海岸線と木々に囲まれた中を列車が通過している絵柄で、海の青さに釘付けになりました。「南廻り線」という路線で見られる景色らしく、とにかく今は「この目で見たい」の思いでいっぱいです。訪れた台北の観光地ではなく、なぜ東部を写した絵葉書に心魅かれたのか自分でも不思議ですが、実際に訪れたらその理由がわかるんじゃないか、そんな気がしています。

福井県
豪雪の北陸に住む私たちにとってGWは初夏の晴れわたる空、まばゆいばかりの美しい海に憧れます。やはり、縄文杉やウミガメ、猿や鹿といった野生生物の宝庫、屋久島に心惹かれます。海辺にはサンゴ礁が、内陸に入っていくと深い山谷で神々しいばかりの大自然。初めて訪れたのは30年前、まだ20歳の大学生でした、まだユネスコに指定されておらず、観光客も少なくて宿も山も閑散としており、まさに秘境でした。妻とともに、再訪したウィルソン株に感動し、青い清流に心を奪われました。訪れるたびに新しい感動に満ちている島です。50歳を迎えた今、もう一度、訪れてみたい島です。

東京都
ゴールデンウィークには、戊辰戦争150年の道を辿ってみたいと思います。東京上野山、会津鶴ヶ城、そして最後は函館五稜郭。不利な条件のなか、最後まで戦い抜いた英霊たちに哀悼の意を表したいと思っています。古き良き江戸時代、サムライの心を辿ります。

東京都
毎年仕事が長期に休めるゴールデンウイークは母に会いに、実家の大阪と決めています。1週間の休暇中に98歳の誕生日を迎える母のお誕生日祝いに美味しい和食の懐石料理を食べに行き、京都に新緑を求めてドライブします。京都には90歳になる叔母もいます。海外旅行や自分へのご褒美旅行も楽しいけど、長生きな家系の皆さまと会って、ほのぼの幸せな時間を過ごすゴールデンウイーク?いやプラチナウイークかな。