写真提供:木幡豊美様
- ◆出発地:東京 大阪(伊丹・神戸) 名古屋 福岡 北九州発
- ◆出発日:7月4日(土)
- ◆最少催行人員:300名 / 定員:400名
- ◆食事:1朝食/1昼食/付
- ◆添乗員:同行いたしません。現地係員がお世話させていただきます。
- ◆備考:お帰りを2日間延長できます(但し、設定便の変更不可)
この夏、日本航空のジャンボ機の一機種から、機長・副操縦士に加え航空機関士(フライトエンジニア)と呼ばれるコックピットクルーを必要とする、いわゆる「3マンクルー機」が引退します。これは日本の定期航空会社から3マンクルー機がすべて姿を消す事を意味しており、わが国の航空近代化の歴史を語るうえで一つの節目になるものと言えましょう。
最後まで残ったこの3マンクルー機とは、ボーイング747通称ジャンボ機(−300型)。巷の航空ファンの間では「在来型ジャンボ」或いは「747クラシックジャンボ」などとも呼ばれている機体です。
※日本航空で保有しているジャンボ機は現在、2マンクルー機である(−400型)が主体となっています。
そこで日本航空では、長年にわたり国内外の空で活躍してきたこの3マンクルー機、747クラシックジャンボの労をねぎらい引退の花道を飾る記念イベントツアーを企画しました。実施は7月4日(土)〜5日(日)の1泊2日。747クラシックジャンボを1機チャーター、那覇空港から下地島の往復を飛んでみようというものです。下地島は例年ならば梅雨直後のタイミングと予想しておりますので、同地が一番の季節を迎える時候にあわせてのツアー実施です。
息を飲むような紺碧のコーラルブルーの風景を堪能しつつ、是非ご一緒に楽しみましょう。
【3マンクルー機 747クラシックジャンボ(-300型)をふりかえって】
機長、副操縦士だけで操縦を担う2マンクルー機は元々ボーイング737やDC9といった小型機だけの仕様で、平成に変わる前後まではDC10やA300といった中型機や、ジャンボ機の様な大型機では日本航空のみならず、ほとんど機種が3マンクルーでした。こうした時代背景の中で747クラシックジャンボ「−300型」は日本航空に1983年に初めて導入されましたが、(日本航空に)導入された最後の3マンクルー機となっています。

FEパネル 写真提供:イカロス出版

747クラシックジャンボのコックピット
写真提供:イカロス出版
なおこの「−300型」、ジャンボ機の2階席がそれまでの「−100型」「−200型」と比べて大幅に増加したことでも知られており、いわゆる‘長いコブ’となっているのが登場直後一番の外観的特徴でした。当時「−300型」を最初に目にした方は「飛行機はここまで大きくなるのか」という感慨で眺めた記憶をお持ちではなかったでしょうか?それまではポッコリと‘短いコブ’の付いたスタイルがジャンボジェットを象徴するシルエットだった時代です。
その後、平成に入って間もない1990年には、大型機としては日本航空に初の2マンクルー機の新鋭ジャンボ機、「−400型」が登場しました。「−400型」は「−300型」と比べキャパシティにはほとんど違いはなかったのですが、2マンクルー機という経済性や運航機器類の進化にはすこぶる目覚しいものがありました。この当時、「−300型」の機齢はまだ充分に若いという事で「−300型」「−400型」が並存し国内外の空を日本航空の主力機として縦横に飛び回っていた頃です。

ボーイング747-300型 写真提供:福原史生様
747クラシックジャンボ「−300型」をとりまく環境に、最初の変化の兆しが現れたのは、最新鋭の大型双発機であるボーイング777の登場でした(1996年)。
2マン運航で、エンジンの数もジャンボ機の半分(=2基)、かつ高出力・低燃費エンジンの搭載で座席数がジャンボ機と互角という比較にあって、その圧倒的な経済性の前に、状況変化の兆しが生じたものです。
その兆しが本格的な変化の流れに変わったのは2002年に入り、太平洋路線など長距離洋上飛行にも双発機で運航できる様、運航条件が緩和された事です(通称:ETOPSルール)。この事は777、767のうち長距離飛行型(ERタイプ)への導入の流れを促進し、さらには時折しも9.11テロ事件による航空不況や原油価格高騰という社会環境に遭遇することになり、大型機、特にクラシックジャンボ「−300型」の様な旧型タイプの航空機にとっては、以降急速な変化の時代を迎えることになりました。

ボーイング777-300型 写真提供:福原史生様
[ツアー1日目] 747クラシックジャンボをテーマとしたトークイベントを開催
各地(東京、名古屋、大阪、福岡)よりJAL定期便を利用して各自、那覇入りしていただきます(14:15までに那覇空港到着の便の利用指定あり)。到着後、各自にてホテルチェックイン。早い時間に那覇に着けば、ホテルに荷物を預けるなどしてつかの間の自由行動もお楽しみいただけます。
15:30にはトークイベントを開始(会場:ロワジールホテル沖縄)。
747クラシックジャンボに運航現場で関わってきた乗務員らによる苦労話やエピソード、珍体験など、思い出トークを。
また、翌日の那覇⇔下地島間のデューティ・クルーの紹介、予定航路の解説のほか運航・客室乗務員との写真撮影タイムも予定。
当ツアーならではの内容を盛り込んでゆく計画としております。
(15:30〜17:30で実施)
[ツアー2日目] 期待の下地島フライトへ
いよいよ下地島フライト日となる2日目。
ホテルチェックアウトをお済ませのうえ時間に余裕を持ち、各自那覇空港へご集合ください。なお、下地島空港へのフライトにあたりましては当地が訓練専用空港のため一般的な空港施設とは異なるがゆえの数々の制約とそれに伴う諸注意事項がありますので、ツアーお申込みの時点で必ずご一読いただきたいと思います。

下地島空港 ターミナル地区
那覇空港を出発した747クラシックジャンボは一路下地島へ。所要時間は約55分の計画です。下地島空港は現在定期旅客便の運航は無く、本チャーターツアーは極めて珍しい航路を飛ぶツアーとなります。
なお例年であればきちんと梅雨も明けているはずの当地、さらにこの季節特有の南風が当日吹いていれば、『下地島といえばRWY(ランウェイ)17アプローチ』といわれる、あのコーラルブルーのサンゴの海を渡ってのランディングをご体験いただけます。
左右の窓どちらでも、窓側にお掛けいただいたお客さまはその名景を機窓からお楽しみいただけます。定期便のない訓練専用空港へのランディング、それも747の様な大型旅客機で、ということで大変希少性のある着陸となります。
なお、下地島空港に関して、JAL機長の寄稿もありますのでご一読ください。
現役パイロットフライト日誌(jらいふでざいん)

ランウェイ17エンドより海を望む
スポット到着後は順次降機の上、貸切バスでRWY17のエンド(端)へ向かうことといたします。
降車後は本ツアー参加者だけのサービスとなる無料レンタル脚立踏み台(2段、高さ60センチメートル)を受け取ったうえ、思い思いの撮影場所を求めて解散となります。
この脚立踏み台に立てばRWY17の柵(高さ1.8メートル程度)より上での撮影が可能です。或いは待ち時間中は腰掛けイスとしてご活用ください。
参加者の皆様がRWY17周辺にスタンバイできたところで、いよいよ、下地島での最大のイベントの幕明けとなります。
息を飲む約20数分間のメインイベントを堪能
RWY17の金網を隔て、つい先ほどまで那覇から乗ってきた747クラシックジャンボとの‘対峙’の約20数分間がついに訪れます。
‘空車’状態となった同機はエプロンを出発、仮に当日が南風だとすると一旦、私たちの陣取るRWY17へ向けタキシングして近づいて参ります。
私たちの目前で大きな機体を180度転針、間髪入れずに4つのエンジンが唸りを上げRWY35方向へとフルパワーで離陸滑走開始。テイクオフの後はライトターン、高度約700ft(=約200メートル)程度という低高度を維持したまま海上を水平飛行です。

RWY17へのタキシング 写真提供:高森将嘉様
ところで「−300型」に装備されているP&Wエンジンは、「−400型」とは異なった特有の乾いた高音系ジェットエンジン音が特徴です。遠くにその独特の高音系ジェット音の響きを聞きながらゆっくりとその姿を目で追いましょう。一旦我々の後方彼方の海上まで飛行した後、機は再びゆっくりとライトターンし180度転針。今度はRWY17目掛け、コーラルブルーの海上を2度の降下角度を維持しながらだんだんと近づいてきます。晴天であればジュラルミンの機体下部をサンゴの青い海の色で染まる様子が観察できます。ジャンボ機特有の大きなフラップをいっぱいに下げ、アプローチしてくる様はまさに圧巻です。この姿を是非、カメラに収めていただきたいというのが本ツアーのねらいのひとつ。・・・これが巷で知られる、有名な「シモジ・ショット」といわれるカメラアングルです。

RWY17への最終アプローチ(2004年、JA8162の飛来) 写真提供:高森将嘉様
機は轟音とともに大きな翼を広げ我々の頭上を通過。エンジンパワーを絞り機首上げ姿勢で足元に白煙を巻きながら接地します。迫真のその瞬間を観察しましょう。全輪接地ののち、機は再びエンジン出力を上げ、RWY35へ向けて離陸のため加速します。
・・・そうです。
この日、私たちを那覇から乗せて飛んできたジャンボ機は私たちが降機した後、引き続いて下地島での「タッチ・アンド・ゴー」を披露してくれるというわけです。「乗って楽しむ」に加え、「下地島ならではの光景を見て楽しむ」それがこのツアーの大きなみどころです(20数分間にわたり、計3回の計画)。
引退直前の機をテーマに据え、趣向を凝らした国内チャーター・イベントツアーを実施するのは、日本航空では過去前例の無いもので、今回の特別ツアーには是非ご期待ください。
なお747クラシックジャンボによる下地島空港への飛来はこれが最後のチャンスとなります。
クラシックジャンボ機に「乗る」「見る」に心酔する夏の一日を、このツアーで心ゆくまでお楽しみください。

写真提供:上田哲郎様
チャーター機の座席について
チャーター運航区間につきましては、JAL予約端末「AXESS」と連動しないため、事前座席指定を機械上受け付ける事ができません(従ってwebチェツクインも不能です)。※マイル付与、ならびにFOPも対象外となります。
そこで今回ツアーでは当社(ジャルツアーズ)側で機内座席を計25区画ゾーンに分け、なるべくご希望に応える事ができる様にいたしました。人気の集中しがちなゾーンもありますので、追加差額制を設けました。区画内の特定の席番を指定いただく事はできません。区画ゾーン内にて当社側にて割り振りをさせていただきますのであらかじめご諒承ください。
お知らせ
JAL旬感旅行では747クラシックジャンボ退役記念企画シリーズといたしまして当ツアーのほかにも「JALフライトオペレーション見学ツアー2日間」も併行して発売中です。3マンクルー機ならではのFEパネルを、フライトシミュレーターにて見学するなどの特別企画の内容となっております。
詳しくはこちらをご覧ください。
ホテル日航那覇グランドキャッスル

外観
- 部屋:
- 洋室1〜3名に1室
- 追加代金(1泊1名様)
1名/1室 +6,000円
2名/1室 +1,000円
3名/1室 +1,000円
※1名/1室利用の場合はツインルームをシングル利用にてご利用いただけます。












