今は無き往年の名門航空機メーカーである米国ダグラス社。約50年前に初飛行した傑作機DC-9の、栄光の系譜をひく航空機がMD90型機です。
永年にわたり全国を飛び活躍してきた本機ですが、退役計画期限の2012年度末を目前に控え、目下最終の活躍場面を迎えています。そこで今回、完全退役の日を前に2日間にわたりMD90をチャーターし、思い出を胸に刻むべく記念ツアーを設定いたしました。
旅先に選んだのは長らく本機の活躍の場の一つであった北海道、そして九州。中でも今回、「たんちょう釧路空港」と「大分空港」を訪れます。
「たんちょう釧路空港〜大分空港間を結ぶ圧巻のロングフライトや別府で開催予定のトークイベントなど、このツアーならではのお楽しみプログラムもご用意いたします。本機の最後の花道を飾る特別企画にぜひ、奮ってご応募ください。

日本エアシステム(JAS)が導入したMD90の初就航は今から18年前の1996年4月で、JA8064号機に拠る第1便就航路線は羽田/長崎線でした。
映画監督の故:黒澤明氏のデザインによる、虹を模した7種類もの塗装はその大胆ユニークで斬新な塗色から大変話題を呼び、就航先の空港では航空ファンのみならず搭乗客、飛行場を訪れる大勢の人々を驚かせ、目を楽しませてくれました。
洗練された機内アコモデーションや良好な居住性、そして高い運航経済性能も相まって最盛期の在籍は16機にものぼっています。
一時期、大阪伊丹をベースに活躍していた本機ですが、近年は羽田に足場を移し、JAL機材の再編・小型化の一翼を担う形で羽田/地方路線に活躍の場を得てきましたが2011年度より一気に退役が進みました。2012年11月20日現在、残る4機が現役機として飛び回っています。
黒澤デザイン塗色時代 (7号機)
【高性能のV2500エンジンを装着】
クリーンで高性能なエンジンは、日本を含む五カ国の共同開発プロジェクトで誕生しました。一世代前のMD80シリーズでは、機体後部の一部席で機内騒音がやや大き目でしたが、V2500型エンジンを装着した本機では極めて静粛。燃費にも優れた高性能エンジンで経済運航に寄与してきました。

【機内ビデオシステム】
1996年当時、150席クラスの旅客機には殆ど装備されていなかった機内ビデオシステムが本機にはいち早く導入されています。従来はCA実演で実施していた救命具の説明デモンストレーションも本機では映像へと変更。飛行中のナビゲーションも見られる様になりました。
【機体格納式のリアステア】
機体尾部に折畳み式のステア(梯子階段)を格納し、客室最後方からの出入りも可能という珍しい機体構造。半世紀前の初登場時から脈々と受け継がれてきた、DC-9型ファミリーのDNAとも言うべきもの。ボーデイングブリッジ(PBB)使用が一般化すると使用場面は極めて稀となりました。天候や空港事情次第ではありますが、今回のツアーではいずれかの空港でリアステアを使用し、乗・降機のどちらかを体験いただく予定です。
【唯一1機、新鶴丸ロゴを纏ったMD90が在籍中】
2012年9月23日、機体レジ番号JA8070号機が新たに新鶴丸ロゴを纏い営業運航に就きました。JASの黒澤塗色時代は7号機として活躍した機体です。稼動末期に唯一1機、新鶴丸ロゴに姿を変えた意外性が先般来、航空ファンの話題を集めています。
今回のツアーは計画上、当JA8070を起用の予定です(※1)。また、同機は本ツアー終了後間もなく、1月半ばの運航を最後に現役を退くことが決定しております(※2)。
※1 ツアー当日、機体メンテナンス上の諸般事情により急遽、別機体での代航となる場合もありますことをあらかじめご諒承ください。
※2 確定の退役日につきましては11月20日現在未確定です。
【国内の空を飛んで40年。DC9型機のシルエットが完全退場】
今般のMD90退役は、日本の空から特徴あるDC-9型機のシルエットが消滅することを意味しています。DC-9型機が初めて日本の空に登場したのは1973年。東亜国内航空(TDA)の導入による最新鋭のDC-9-31型(115席)が、初就航先として飛んだのが羽田/釧路線です。
それまで同区間はプロペラのYS11型機で所要2時間半。これを1時間近くも短縮し、倍ほどの乗客が乗れる最新鋭機として就航しました。
飛行機でひとっ飛びに出掛ける道東の旅と言えば、今でこそお手軽なものですが、DC-9型機に拠るジェット化はその端緒ともなった節目の、晴れがましい出来事だったに違いありません。
当時から39年を経た今回、当時の記憶を辿るかの様にDC-9の最終系譜であるMD90・新鶴丸ロゴ塗色機(予定)に乗り、深く縁<ゆかり>で繋がったたんちょう釧路空港を訪れてみることにしましょう。




ツアー第1日目は、羽田を早朝6時10分に出発予定です。
(ツアー受付は5時40分に締切となります。)
この時期ですので羽田を離陸の時間はまだ日の出前。羽田の滑走路上には色とりどりの滑走路灯が瞬き、あたかも夜間飛行にでも飛び立つ様な出発光景になることでしょう。
機窓に朝日が射し込むのは東北にさしかかる辺りです。MD90の機上で迎える幻想的な夜明けの払暁シーン。日の出の太陽が射し込みオレンジ色に染まる機内の光景をお楽しみください。通常の釧路便は宮古市上空から太平洋を経るエンルートですが、今回は旭川便の航路で北上。旭川-女満別の各空港上空を経て時計廻りに約2時間飛び、時間調整のうえ、開港時間めがけ着陸1番機として釧路空港に降り立つ計画です(当初、中標津上空も経由と致しましたが、出発時間変更に伴い割愛)。日の出時間から間もない釧路空港。凍てつく北の大地にタンチョウのごとく翼を広げ舞い降ります。
なお釧路空港でのインターバルは3時間ほど予定しております。定期便到着/出発機を眺めたり空港内店舗を覗くなど、其々空港内で出発時間まで自由時間でお過ごしください。






飛行第2区間は、釧路から大分へ一気に飛ぶロングフライト。出発予定時刻は11時過ぎです。
約900マイル≒約1700kmの飛行距離となるこの区間は最短距離となるエンルートにて直行の予定です。経路としては釧路を出て日高山脈を越え、厚真から函館・鰺ヶ沢上空を日本海側へ。佐渡-境港-岩国と飛び大分空港へ。
なお1月の厳冬シーズンという時節柄、強烈な偏西風の中を飛ぶ事は必至ですので『燃料消費との兼ね合いから、対地速度は350ノット≒650Km/hを切るかも(=MD90乗員部)』という厳しいフライトと予想。
従って大分空港の到着予定は14時半頃と計画しており、正味3時間に及ぶ飛行時間となる見込みです。国内線専用機であるMD90型機にとって当区間は、ほぼ性能限界に達するレベルのフライトと言って良いでしょう。
機内では昼食を皮切りに機内イベントなど楽しんで戴いたり、(スローペースと印象を受けるであろう)機窓の風景遷移などご覧いただきながら、ゆっくりお過ごしいただければと思います。
ところで飛行先となる大分空港はDC-9時代に遡り、運航乗務員による飛行訓練の地(旧JAS)として知られています。かつては連続タッチ&ゴーを繰り返すMD90の姿も頻繁に見られました。
MD90型機にとって通い慣れたこの大分空港ではありますが、釧路に続き、長年にわたり慣れ親しんだ大分空港にもお別れを告げに飛来。―それが第2区間の趣旨です。




※フィルムカメラに拠る撮影画像です。

大分空港到着後は各自、空港リムジンバスなどをご利用いただき別府市内へとご移動いただきます(大分空港→別府北浜間:所要約40分・片道1,500円<お客様負担>)。
大分空港到着後、直ちに別府へ向かうもよし、空港ターミナル屋上で暫し飛行機撮影など楽しんでからの移動でもOKです。お仲間とのご参加であれば、レンタカーを自己手配し移動兼ドライブというのも良いかもしれません。早めに移動し宿泊ホテルに一旦チェックインされる事も(トークイベント会場周辺ホテルの宿泊であれば)充分可能です。トークイベント開始時間に間に合う様、各自予定を立てての自由行動にてお願いいたします。
トークイベントは花菱ホテルにて17時からのスタート予定。運航、整備、客室の各方面からMD90型機の関係者を集めパネルトーク式で関係者が語ります。苦労話や秘話・裏話など、このチャンスでなければ聞けない専門家らのトークをお楽しみください。またトークイベント終了後は引き続き立食式の懇親パーティも開催いたします。パネルトークに登壇の関係者や、この日フライトに携わった運航・客室の両乗務員達も交えての開催です。直接聞いてみたい事を訊ねてみたり、航空ファン同士の情報交換など、楽しい時間をお過ごしください(終了予定時刻 : 21:00頃)。
ツアーご参加のお客さまの中で
上記1.に該当の方、2.3.に意欲をお持ちの方は弊社までご連絡ください。
<ご連絡・ご応募方法>
専用メールアドレス md90.tour@jal.com までご連絡ください。
(お電話では受付いたしません)
諸般準備の都合上、1.2.3.とも締切りを1/7(月)18:00とさせていただきます。
なお今回、本ツアーのお宿は別府市内にて設定。すべて天然温泉施設を備えたホテルとなっております。パーティ終了後はそれぞれの宿泊先で、この日早朝からの旅の疲れを別府の名湯で癒して戴ければ幸いです。
大分空港ターミナル名物
パネルトーク(イメージ)
花菱ホテルの屋上露天風呂1月半ばの別府市内の日の出時刻は7時過ぎ。気温の低い冬の休日の朝は少々ゆっくり始動したいものです。
本ツアー2日目は午前中いっぱいフリータイムとし自由時間をお楽しみいただく計画です。のんびりと朝の温泉に浸かり、しっかり朝食を摂って行動を開始する事ができます。なお別府市内には竹瓦温泉や駅前高等温泉をはじめとする由緒ある市営温泉施設が幾つも点在しており、格安で利用ができますのでフリータイムの過ごし方としてお薦めです。
ご集合はお昼過ぎ、各自大分空港にお集まりいただく形で。再集合場所は大分空港出発ロビーとなります(=11時30分からツアー受付開始予定)。
最終飛行区間となるこの日は大分を13時30分に出発、羽田行きのエンルートに乗り四国を横断する形で東上します。この日は前日と異なり順風に乗る形での飛行ですので、順調に行けば羽田の帰着は15時頃となり、まだ陽のある時間の帰着となります。羽田空港到着後は流れ解散にてツアー終了となります。
なお余談ではありますが、この後のお薦めは空港ターミナル屋上の展望デッキ。降機後、とり急ぎこちらへ向っていただき、羽田の暮景をバックにトーイングカーに牽かれて駐機スポットへと移動するMD90型機の姿を追ってみては如何でしょうか。
MD90型機の後姿に旅の余韻をお楽しいただけるものと思います。



ツアー前日の1/11(金)夕刻、MD90型機 ハンガー内観察会を開催いたします。
ツアー出発前日の1/11(金)、羽田新整備場地区のJAL機体工場ハンガーにてMD90観察会を実施いたします。ご参加資格は本ツアーにご予約済みのお客様。 最大でも130名様という少人数での実施です。
暮景のもと、ハンガー内照明で照らし出されるMD90型機。機体観察や撮影のひとときをお楽しみください。

本WEB内の画像はイカロス出版(株)月刊エアライン編集部様、(株)酣燈社 月刊 航空情報編集部様、大村基嘉様(航空写真家)、MD90乗員部よりご協力をいただきました。
【1/12(土)】
羽田空港(6:10頃発<注1>) → たんちょう釧路空港(8:10頃着/11:15頃発) → 大分空港(14:25頃着)
・・・ 到着後、一旦フリータイム ・・・
●花菱ホテル(別府市内)にてMD90関係者を交えたトークイベント&夕食懇親パーティをお楽しみいただきます(17:00〜21:00頃)
・・・ 各ホテル(泊)
【1/13(日)】
・午前中フリータイム
・空港には公共交通機関を利用し各自ご集合ください<注2>
大分空港(13:30頃発) → 羽田空港(15:00頃着) 到着後解散。
※行程中のマークの、「→」は空路、「・・・」はお客さま各自での移動となります。
<注1>
羽田空港での受付時間は早朝5:00開始〜5:40(終了)となります。公共交通機関利用の難しい時間帯ですが、各自工夫のうえご集合ください。
<注2>
大分空港への集合受付時刻は催行決定後、年内にお渡し予定の最終旅行案内書にてご通知いたします。
<注3>
当WEB上の航空機の発着時刻は11/28現在に於ける予定時刻です。確定時刻は催行決定後、お客さまに年内中にお渡しいたします最終旅行行程表にてご確認ください(若干の変更が生じる場合もあります)。
| 東京発 | |
|---|---|
| おひとり様 | 79,800円 |
・お好みの座席条件により追加代金が必要となる場合があります。下記座席追加代金表にてご確認ください。
また、ご宿泊ホテルにより追加代金が必要となる場合がありますのでご注意ください。
・羽田⇒たんちょう釧路⇒大分⇒羽田間の航空運賃・料金(羽田空港旅客施設使用料を含む)
・宿泊費(1泊)/食事代(2朝食*、1昼食<1日目機内弁当>、1夕食) *1日目はサンドイッチ類、2日目の別府市内の一部ホテルでは「朝食セルフサービス」となります。
・搭乗記念証明書ほか参加記念品代、イベントにかかる諸経費および現地係員経費
・消費税等諸税




クラスJ席 2A/2C
クラスJ直後の15K/H
16H は前座席が無く開放的
普通席 翼上非常口席 30・31列目
普通席 翼後方 41A(着席の目線で撮影)
☆トークイベント終了後、ホテル行き無料送迎バス21:15発・21:45発(2本予定)を運行いたします。
・別府北浜バス停・トークイベント会場より車で7分

☆トークイベント終了後、ホテル行き無料送迎バス21:15発・21:45発(2本予定)を運行いたします。
・別府北浜バス停・トークイベント会場より車で7分

※朝食は軽食(セルフサービス)となります。
・別府北浜バス停より徒歩1分
・トークイベント会場より徒歩2分




・JR別府駅より徒歩3分
・トークイベント会場より徒歩10分程度

・別府駅より車で7分
・トークイベント会場より車で10分


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